2018年夏の移籍でアーセナルに加入したトレイラ。シーズン序盤の数試合は、チームにフィットできずベンチでのスタートが多かったが、9月29日のワトフォード戦からスタメンに定着。
それ以降、「チームに欠かせない存在」としてアーセナルに大きな力を与えています。しかもまだ若く、トレイラは近い未来チームの顔になると思います。
だから、ここでしっかりとどういった選手なのか覚えておきましょう!
ルーカス・トレイラのプレースタイル
チームに欠かせない守備職人
トレイラの主戦場はボランチ。DFと前線を繋ぎ、守備においても危険な目を摘まなければいけない重要な役割があります。
トレイラの強みは、大きな選手にも物怖じしない対人守備能力の高さだと思います。ボール奪取能力が非常に高く、インターセプトまでもOK。
サンプドリアで学んだ守備戦術が、アーセナルでも見事にフィットしていると言えるでしょう。
ちなみに、トレイラとあわせて覚えておいて欲しいのが、トッテナムのウィンクスです。
ウィンクスも闘志を全面に出したファイターなので、トレイラが好きな方はチェックしてみてください。詳しくは「ハリー・ウィンクスってどんな選手?プレースタイルなど徹底解説!」も読んでみてください。
攻撃ではビルドアップに貢献
ピャニッチやジョルジーニョのようなレジスタではないものの、攻撃のリズムを作り出すゲームメイク能力は非常に高いです。
巧妙にマークを外し、前線にパスを供給することができます。相棒であるジャカやゲンドゥージとアーセナルの中盤を支えています。
カンテのような守備能力を備えながらも、ビルドアップに必要な能力を有しているトレイラには目が離せませんね。
小柄ながらもガッツ溢れるプレーが持ち味
身長168cmながらも、大きな相手にも物怖じしないタックルをみせることもしばしば。まるで闘犬ですね。
怪我を心配してしまいますが、トレイラのガッツは特徴の1つであり、高い守備能力が評価されている根源でもあります。
強い気持ちがなければ、自分より10cm20cmも身長が高いプレイヤーにタックルなんてできません。
ルーカス・トレイラのプロフィール
名前 | ルーカス・トレイラ |
代表 | ウルグアイ |
生年月日 | 1996年2月11日 |
身長 | 169cm |
体重 | 60kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
主なタイトル | 2018年ロシアW杯ベスト8 |
トレイラはマテ茶が大好きで、アーセナル公式YouTube「Meet Lucas Torreira | Yerba Mate Tea Special - YouTube」でも取り上げられました。
ウルグアイ代表としてプレーしたのは2018年からで、ユヴェントスに所属するロドリゴ・ベンタンクールとともにウルグアイの将来を担うプレイヤーです。
スアレスやカバーニが、年齢の影響で代表を引退するのも時間の問題であるため、これからのウルグアイはトレイラが牽引して欲しいですね。
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トレイラが背番号11にした理由
トレイラは、オフェルマルスやロビン・ファン・ペルシーがつけていた11番でプレーをしています。
その番号を選んだ理由が...
- 誕生日が11日だから
- ドレッシングルームでエジルの隣に座れるから
と、インタビューで答えていた背景がありました。エジルから色々と学ぼうとする姿勢は、謙虚であり向上心が見受けられます。
なお、本当はサンプドリアでもつけていた34番を付けたかったみたいですが、ジャカがすでに付けていたため断念したとか。
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代表
トレイラは、2018年からウルグアイA代表に召集されました。2018年ロシアW杯にも出場して一気にブレイクを果たしました。
ウルグアイの中盤には、トレイラをはじめユベントスのベンタンクールも注目されています。この2人がしっかりと成長していけば、新しいウルグアイ代表が見られるかもしれません。
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過去のクラブチーム
2015 | ペスカーラ |
2015-2018 | サンプドリア |
2018- | アーセナル |
※2015-2016シーズンは、ペスカーラへレンタル
まとめ
順調に成長していけば、これからトレイラの時代が必ずきます。チェルシーのカンテあるいはバルセロナのブスケッツくらい、話題になる選手です。それほど、高い能力を秘めています。
本記事をアップした時のトレイラは22歳。あと3〜4年後が本当に楽しみで仕方がありません。ここまで本記事を読んだ方は、トレイラの成長を見逃さないようにしましょう!