デニス・ベルカンプってどんな選手だった?全盛期のプレースタイルや現在を紹介

デニス・ベルカンプってどんな選手だった?全盛期のプレースタイルや現在を紹介

アーセナルで活躍した元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ。

アンリヴィエラピレスらとアーセナルの黄金期を作り上げ、全盛期は「世界一のセカンドトップ」とさえ呼ばれていました。

本記事では、

  • ベルカンプの全盛期って凄かったの?
  • 現在は何をしている?
  • プレー以外のエピソードを知りたい

など、ベルカンプについて詳しく知りたい方に向けた内容になっています。本記事を読むことで、ベルカンプのことをもっと詳しくなれるのでぜひ読み進めてください。

全盛期ってすごかった?デニス・ベルカンプのプレースタイル

すべてを兼ね備えたセカンドトップ

ベルカンプはキャリアのほとんどを、センターフォワードの後ろでプレーするセカンドトップとして活躍。

シュート・ラストパス・ドリブル・フィジカル・ゴールへのビジョン、セカンドトップに必要な能力をすべて兼ね備えていました。その冷静な判断力を評して「アイスマン」のニックネームを付けられるほど。

2000年代前半においてはアーセナルの全盛期を作り上げ、03-04シーズンの無敗優勝にも大きく貢献し、アンリとの2トップは世界最強とまで言われていました。

11シーズン過ごしたアーセナルでのゴール数は120と、8シーズン過ごしたファン・ペルシーよりも少ないが、今もなおアーセナルファンからレジェンドとして讃えられています。

現に、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムには銅像が建てられています。

「変態」と呼ばれるほどのトラップ力

ベルカンプの代名詞は、トラップです。どんな速い球だろうと足元にピタリと収め、かつトラップと同時に相手ディフェンダーをタイミングして自分有利にすることができます。

特に、2002年3月2日のニューキャッスル戦のゴールは伝説。

下記動画の1分50秒あたりからご覧ください。

恐らく、初めてご覧になった方は理解に苦しんでしまうほどのゴールではないでしょうか。このゴールは「ベルカンプターン」として有名です。

そもそも、発想力と実行力が天才的ですし常軌を逸していますよね...。筆者も初めてみたときは「どうゆうこと!?」と驚愕しました。

上記のニューキャッスル戦のトラップも凄まじいですが、1998年アメリカワールドカップの準々決勝アルゼンチン戦では後方80mからのロングボールをピシャリと収めてゴールを挙げています。

同大会のベストゴールとして今もなお語り継がれています。

デニス・ベルカンプのプロフィール

名前デニス・ベルカンプ
(Dennis Bergkamp)
代表オランダ
生年月日1969年5月10日
身長183cm
ポジションFW
利き足

12歳のころにアヤックスのユースに加入したのち、ヨハン・クライフに才能を見いだされ17歳でトップチームデビュー。アヤックスでは、1990年から3シーズン連続で得点王に輝き、リーグ優勝やヨーロッパリーグ優勝に貢献しました。その後、インテルにステップアップするも、イタリアの守備戦術とコミュニケーション不足により期待された活躍ができませんでした。そして、アヤックスと同じように攻撃的なアーセナルへと移籍し、全盛期を築きます。

  • 97-98シーズンはクラブ2度目のリーグ優勝とFAカップ優勝
  • 01-02シーズンにも3度目のダブル優勝
  • 03-04シーズンは無敗優勝

インビシブルズ(無敵のチーム)の中心選手として貢献しました。

インテル時代は「ガラクタ」

アーセナルでは輝かしいキャリアを歩んだベルカンプですが、インテル時代は散々なものでした。

初年度となった93-94シーズンはリーグ戦わずか8ゴール、翌94-95シーズンはリーグ戦21試合で2ゴール。

メディアからは「高額なガラクタ」と呼ばれ、当時のキャプテンであるジュゼッペ・ベルゴミからも「もっとも失望した選手」と烙印を押されています。

Non-flying Dutchman(飛ばないオランダ人)

ベルカンプは内向的であり繊細な人間として知られています。その影響もあるのか、飛行機恐怖症で飛行機に乗ることができなかったのです。

クラブでは唯一列車移動をしたり、アメリカW杯では一人だけ船で渡ったたり、ちょっとした変わり者でした。

同胞のクライフが天才的だったため、プレーを評して「フライング・ダッチマン」と呼ばれていました。

ベルカンプも繊細なボールタッチなど優れたテクニックがありましたが、飛行機が乗れないことを理由に「ノンフライング・ダッチマン」」と呼ばれていました。

日本では「先生」と崇められた

変態と言ってしまうほどのプレーを披露しまくったベルカンプは、日本で「先生」と名付けられています。

今もなお、ベルカンプの動画タイトルには「先生」と付けられている動画が残っていますので、お時間がある方は探してみてください。

現在

アーセナル引退後は指導者としてのキャリアを進んでいます。2008年に古巣アヤックス下部組織のコーチに就任。

その後、2011年にトップチームのアシスタントコーチを務めていたが、2017年に退団しています。

現在はどこにも所属しておらずフリーになっていますが、本人は現場復帰の意志があるそうなので、近い将来ベンチに座るベルカンプが見られるかも知れませんね・

過去のクラブチーム

1986-1993アヤックス
1993-1995インテル
1996-2006アーセナル

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