アーセナルで活躍した元フランス代表MFパトリック・ヴィエラについてまとめました。ヴィエラは9シーズンをアーセナルで過ごし、無敗優勝などに大きく貢献した選手の1人です。
本記事では、
- ヴィエラって何が凄いの?
- ヴィエラの過去を知りたい!
- 現在は何をしているの?
などのヴィエラについての疑問に答えています。ヴィエラのことをもっと知れる内容になっていますので、ぜひ読んでみてください。
ヴィエラのプレースタイル
長身だけどテクニシャンMF
ヴィエラは当時のアーセナルにとって重要な選手でした。仕事場は中盤の底で攻守に渡ってアーセナルを支え続けた功労者です。
192cmという長身ながらも足元のテクニックに優れており、攻撃の組み立てを行なったり、大胆なキーパスでアンリ、ベルカンプ、ピレスのゴールを演出し続けてきました。
また、大柄で屈強な体を武器に、ドリブルでボールを前へ運べる技術ありましたね。イメージとしては、トッテナムのムサ・シソコのような重戦車って感じです。
パスもドリブルもゴールも奪えたヴィエラは、間違いなくアーセナルとフランス代表の歴代セントラルミッドフィルダーTOP10に入ると思います。
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長身とリーチの長さを生かした守備
多彩な攻撃力を持っていたヴィエラですが、守備能力も完璧でした。
長身であるため空中戦にも強く、長い足を生かしたボール奪取力、ダイナミックなスライディング。中盤で相手を潰すことにも長けていた選手です。
全盛期のアーセナルは、ヴィエラが奪ったボールからショートカウンターって形が黄金ルートでした。
前にはベルカンプとアンリという極悪ゴールハンターがいましたからね...。あぁ…あの時のアーセナルが懐かしいです(笑)
若い頃は「カードコレクター」
輝かしいキャリアを歩んできたヴィエラですが、若かりし頃は猛々しい性格でラフプレーが散見されていました。「カードコレクター」と呼ばれるほど警告が多かった選手でした。
今で言えば、ジャカのようなキャラクターでしたね(笑)
ファイターだった性格だった一面があることも覚えておきましょう。後述しますが、マンチェスター・Uのキャプテンだったロイ・キーンとの戦いは凄まじかったですよ...。
ヴィエラのプロフィール
名前 | パトリック・ヴィエラ (Patrick Vieira) |
代表 | フランス |
生年月日 | 1976年6月23日 |
身長 | 192cm |
体重 | 85kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
永遠のライバルは「ロイ・キーン」
ヴィエラ最大の好敵手といえば、マンチェスター・Uのレジェンドである「ロイ・キーン」
両者とも荒々しい性格の持ち主で、対戦した時はバチバチやり合っていました。あまりにも凄かったので、2017年にはドキュメンタリー「キーンとヴィエラ」が公開されたほどです(笑)
僕も公開当初に視聴しましたが、とりあえず怖いです!でも、非常に濃いドキュメンタリー映像ですので、気になる方は今すぐレンタルショップへ足を運んでください。
特に、アーセナルファンやマンチェスター・Uファンは必見ですよ。
インビジブルズのキャプテン
今でも語り継がれているアーセナルの無敗優勝。インビジブルズと言われた偉大な記録です。
そのチームのキャプテンだったのが、パトリック・ヴィエラ。カードコレクターと言われた若者が、無敗優勝を成し遂げたチームをまとめ上げました。
ちなみに、チーム成績は「26勝12分0敗 得点73 失点26 得失点差 +47 勝点90」になっています。
現在
2011年7月にマンチェスター・シティで引退したヴィエラは、そのままシティのアカデミーのコーチに就任。その後、2013年からリザーブチームの監督を務め、指導者としてのキャリアを本格的にスタートしました。
2016年からはアメリカのニューヨーク・シティで監督を務めており、チームメンバーには元スペイン代表ダビド・ビジャと元イタリア代表アンドレア・ピルロらがいました。
2018年6月からは母国フランスのニースの監督に就任するも、2020年12月に公式戦5連敗とEL敗退の理由により解任。約2年半のコーチキャリアが終了し、現在(2021年1月時点)はフリーになっています。
過去のクラブチーム
1993-1995 | レンヌ |
1995-1996 | ACミラン |
1996-2005 | アーセナル |
2005-2006 | ユベントス |
2006-2010 | インテル |
2010-2011 | マンチェスター・シティ |
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