ベンタンクールのプレースタイル

ベンタンクールってどんな選手?プレースタイルを徹底解説

名前ロドリゴ・ベンタンクール
(Rodrigo Bentancur)
代表ウルグアイ
生年月日1997年6月25日
身長187cm
体重74kg
ポジションMF
利き足

ユベントスでプレーするウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールのプレースタイルや経歴をまとめた。ウルグアイの有望株として若い頃から注目されているミッドフィルダーだ。早速、彼の軌跡をみていこう。

ロドリゴ・ベンタンクールの経歴・プロフィール

1997年6月25日にウルグアイのヌエバ・エルベシアで生まれたベンタンクールは、ペニャロールでフットボールのキャリアをスタートさせる。

その後、当時14歳だったベンタンクールは、2009年にアルゼンチンの強豪であるボカ・ジュニアーズの下部組織に移籍することになった。

キャリア①ボカ・ジュニアーズでプロ契約

才能を見いだされたベンタンクールは、2015年4月にボカ・ジュニアーズとプロ契約を結ぶことになる。トップチームにデビューしてからは、すぐに中心選手として活躍した。

2015年のシーズンは結果的に、リーグ戦18試合に出場して優勝に貢献している。翌シーズンもコンスタントにプレイ時間を与えられた。16-17シーズンはキャリアハイの22試合に出場して3アシスト、パス成功率は82%を記録している。

そして、2017年4月にユベントスが彼とサインをした。

キャリア②ユベントス

わずか20歳の少年にユベントスは、950万ユーロも投資した。2022年1月30日のレートで約12億にものぼる。エムバペやサンチョなど欧州トップリーグで活躍する選手であれば、バーゲン価格だと思われるかもしれない。

だが、ベンタンクールはほぼ無名の選手だった。いまはユベントスでコンスタントに出場しているため、知っているかもしれないが、当時は「誰だ?」と口を揃えてベンタンクールに放った。

加入当初は若さゆえになかなかチャンスを与えられなかったが、セリエA初シーズンとなった17-18シーズンは20試合566分のプレイタイムが与えられた。

その後も努力を続けたベンタンクールに転機が訪れる。2019年6月に就任したマウリツィオ・サッリに見入られ、ビアンコネーロのポジションを獲得した。

サッリが好んだ4-3-3のインサイドハーフ(8番のポジション)で、ゲームメイクと守備タスクが与えられた。結果、19-20シーズンは30試合に出場して7アシストを記録している。

キャリア③ウルグアイ代表

ウルグアイ代表にはU-20から招集されている。2017年の南米ユース選手権ではウルグアイの優勝に貢献している。

代表やクラブでの活躍により、当時フル代表の監督だったタバレス監督の目に留まり、2018年ワールドカップ予選にも招集された。

最終的に、本戦の登録メンバー23人のなかにも含まれ、決勝ラウンドのポルトガル戦ではカバーニの決勝点をアシスト。ユーロ2016チャンピオンのポルトガルを沈めた。

同大会では準々決勝でフランスに敗れてしまったものの、ベンタンクールの市場価値を上げるきっかけにもなった。

ロドリゴ・ベンタンクールのプレースタイル

プレイメーカー

ベンタンクールは、ゲームディレクターのような存在だ。トップ下からインサイドハーフでプレーすることが可能で、中盤から攻撃の組み立てを行っていく。

クレバーな一面もありポジションの創出を行ったり、視野の広さも兼ね備えている。パス精度も上々だ。過去3シーズンのセリエAでのパス成功率は約88%もある。前目の中盤選手としては及第点の成績といえるだろう。

将来的にはピルロのようなレジスタになれるか注目したい。

先述したとおり、ロシアワールドカップのポルトガル戦であ決勝点のアシストをするなど、アシスト力にも長ける一面もある。視野の広さと的確適切なタイミングでボールを差し出し、ゴールの演出家にもなれるプレイヤーだ。

ウルグアイプレイヤーは闘志むき出しで戦うプレイヤーが多いが、ベンタンクールはクレバーで冷静な男だ。クラブとウルグアイ代表のキーマンとしても活躍が見込めそうだ。

レコバのようなテクニック、ディエゴ・ペレスのような激しいプレス

中盤の選手として充分なテクニックを所持しているベンタンクールだが、ウルグアイ人特有の狡猾さや情熱は失われていない。球際にも強く、187cmの長身を活かした空中戦も得意としている。

ベンタンクールは、攻守のバランスが取れているプレイヤーといえるだろう。ウルグアイ代表では、ルーカス・トレイラやフェデリコ・バルベルデとのコンビネーションにも注目したい。

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