加入1年にして、リバプールのディフェンスリーダーとなったファン・ダイク。今ではチームに欠かせない選手となりました。
本記事では、ファン・ダイクのプレースタイルなど徹底解説しています。
ファン・ダイクのプレースタイル
裏のスペースをしっかりカバーできる読みの良さ
リバプールの戦術は、前線からのハイプレッシングです。俗にいうゲーゲンプレスが基本になっています。そのため、前線からプレッシャーをかけると後方にスペースが生まれやすいです。
ファン・ダイクは、そこをしっかりと見極めて、裏スペースのカバーができる読みの良さが特徴的です。戦術理解度の高さ、サッカープレイヤーとしての頭脳の高さが伺える選手です。
それを裏付けるユニークなデータが話題になりました。下記のニュースをご覧ください。
さらに巨漢CBの凄みを物語るひとつのデータがある。それはドリブル突破を許した回数だ。データ集計会社『Opta』によれば、このCL決勝で今シーズンのすべての公式戦を終えたファン・ダイクは出場した64試合で相手に抜かれた回数「0」を記録
引用:CL王者リバプールの“完全無欠CB”ファン・ダイク、今季公式戦で抜かれた回数は驚異のゼロ! | サッカーダイジェストWeb
純粋に対人戦が強いということもありますが、読みの良さを感じられるデータだと思います。
今後もファン・ダイクは、アンカーを務めるファビーニョや左SBのロバートソンなどと一緒にリバプールの守備陣を牽引して欲しいですね。
強靭なフィジカルによる対人戦の強さ
裏のスペースをケアできる上に、強靭的なフィジカルで相手攻撃陣を潰すことができます。
193cm・92kgという恵まれた体格ですから、そこら辺のFWには当たり負けしないでしょう。勝負できるとすれば、マンUのルカクくらいでしょうか(笑)
読みの良さに加えて、絶対的なフィジカルの強さ…世界最高のDFと呼ばれる所以ですね。
空中戦の強さを活かしたコーナーキック
強靭なフィジカルに高さがあるため、空中戦も強いです。
空中戦は守備でも助かる存在となりますが、もっとも怖いのがコーナーキックを獲得した時です。ゴールも狙えるし、味方にボールを落とすことも出来る。コーナーキックの戦術を広げれるほど、空中線が強いですね。
だから、リバプールのコーナーキックシーンはファン・ダイクに注目ですよ!
ファン・ダイクのプロフィール
名前 | ビルヒル・ファン・ダイク |
代表 | オランダ |
生年月日 | 1991年7月8日 |
身長 | 193cm |
体重 | 92kg |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
主なタイトル | スコティッシュ・プレミアリーグ優勝(セルティック) |
サウサンプトンからDF史上最高額となる7,500万ポンド(約110億円)でリバプールに加入。移籍前は金額に見合う選手ではないと、叩かれていました。
しかし、今では7,500万ポンド以上の価値がある選手まで成長し、世界最高のDFと呼び声が高いです。
現にリバプールは、18-19シーズン16試合を終えて6失点。この数字は、04-05シーズンのチェルシーと並ぶ記録になっています。ディフェンスラインを統率するファン・ダイクの影響は大きいでしょう。
代表
2015年にオランダ代表初招集されました。ディフェンスリーダーとして、オランダ代表の最終ラインをデ・リフトともに構築しています。フランキー・デ・ヨングやファン・デ・ベークなど、若い才能溢れるオランダを牽引しています。
リバプールで共にプレーしているワイナルドゥムも一緒に召集されています。
関連記事 フランキー・デ・ヨングってどんな選手?プレースタイルを徹底解説
過去のクラブチーム
2011-2013 | FCフローニンゲン |
2013-2015 | セルティック |
2015-2017 | サウサンプトン |
2018- | リバプール |
DF史上初!2019年UEFA最優秀選手を受賞
18-19シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献し、リーグ戦でもチームを牽引してきたファン・ダイクがDF史上初となるUEFA最優秀選手を受賞しました。また、ポジション別でも最優秀賞を獲得し、19-20シーズンは始まったばかりですが既に2冠(笑)
12月に行われるバロンドールでも候補に上がると思うので、ファビオ・カンナバーロ以来のDF受賞に期待したいですね。クリスティアーノ・ロナウドとメッシはインパクトを残せなかったので、今シーズンはファン・ダイクにチャンスがあるかなと思います。
まとめ
リバプールのオランダ代表DFファン・ダイクについてでした。リバプールでは欠かせない存在なのは間違いありません。フィジカル・スピード・カバーリング力、センターバックに必要な能力と才能を持っています。
悲願のプレミアリーグには必要なキャラクターですので、今後も注目し続けましょう。
最後に、世界で活躍するセンターバックをもっと知りたい方は「【サッカー】世界最高のセンターバックは誰だ?注目すべき11人」こちらの記事も読んでみてください。より、サッカー選手の知識を深められます。