アーセナルのフランス人DFウィリアム・サリバのプレースタイルや経歴をまとめました。
ヴァラン2世と言われるほどの逸材で、ディフェンス力に高い定評がある選手です。ウィリアム・サリバについて調べている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
ウィリアム・サリバのプレースタイル
数字で証明された高いディフェンス力
昨今のサッカーは、最終ラインからのビルドアップが重要になっており、パスや足元の技術が問われています。
しかし、サリバはどちらかというと守備力の高さが目立ちます。簡単にですが、19-20シーズンのサリバ、デ・リフト、ヴァランの1試合平均の数字をまとめました。
サリバ | デ・リフト | ヴァラン | |
出場試合 | 12 | 29 | 32 |
プレー時間 | 991分 | 2448分 | 2823分 |
空中戦勝利数 | 2.8回 | 2.8回 | 2.6回 |
地上戦勝利数 | 2.8回 | 1.6回 | 1.6回 |
インターセプト数 | 2 | 1 | 1 |
どれも守備において重要な指標で、出場試合数は少ないものの、潜在能力の高さは証明されているはずです。
あとは、同じプレー時間になった場合でも似たような数字を残せるかが注目ですね。
ビルドアップには課題あり
サリバの守備は空中戦・地上戦において、高いポテンシャルがある選手です。また、読みやポジショニングも素晴らしく、多くのインターセプトを記録しています。しかし、課題はあります。それがビルドアップ力です。
上記のデ・リフトとヴァランと比較した場合、パスの成功率に少々問題があります。3名のなかで優れているのは、デ・リフトで90.2%の成功率です。次にサリバが87.9%、ヴァランが87.3%です。
プレー時間が一番少ないのに、パス成功率に大きな差はありません。デ・リフトもヴァランもサリバより、倍以上のパスを出しているのに同等の数字は懸念すべきでしょう。
また、1試合のパス回数も3人のなかで一番低いデータがあります。チームとしては、なるべくビルドアップに関わらないようなシステムを取っているかもしれません。
ただ、まだ将来は長いです。アルテタ監督のもとで、正しいトレーニングをしていけば、パスの成功率は向上するでしょう。
ウィリアム・サリバのプロフィール
The work doesn't stop 💪
— Arsenal (@Arsenal) September 22, 2020
名前 | ウィリアン・アラン・アンドレ・ガブリエル・サリバ (William Alain André Gabriel Saliba) |
代表・国籍 | フランス |
生年月日 | 2001年3月24日 |
身長 | 193cm |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
フランスとカメルーンにルーツがあり、フランスの各年代代表でプレーしています。6歳のころにフランスのASボンディで、キャリアをスタートさせ、キリアン・エムバペの父親から指導を受けています。
その後、モンフェルメイユとサンテティエンヌのユースを経て、2018年にトップチームデビューを飾ります。
2019年にアーセナルが獲得し、19-20シーズンはローンという形でサンテティエンヌでプレーしています。20-21シーズンからアーセナルに合流。
過去のクラブチーム
2018–2019 | サンテティエンヌ |
2019-2020 | サンテティエンヌ(レンタル) |
2019- | アーセナル |