リバプールのブラジル人ファビーニョのプレースタイルなどをまとめました。ファビーニョはもともと、右SBとしてプレーをしていましたが、モナコで中盤にコンバートされました。恵まれた体格もあってか、才能が一気に開花。
そして、2018年5月にリバプールの一員になりました。18-19シーズンでは、コンスタントに出場し、結果を残しています。
本記事では、ファビーニョの知識をより深める内容となっています。ぜひ、一読しみてください。
ファビーニョのプレースタイル
リバプールでは、アンカー、インサイドハーフ、CBとしてプレーすることが多いです。
そのため、どこかのポジションに欠員が出た場合、ファビーニョが埋めることがあります。ミルナーのようにユーティリティ性がある選手です。
クロップ監督は、ファビーニョを獲得したとき「6番、8番、2番でプレーすることができる」と述べています。
長い手足を生かしたディフェンス
ファビーニョの強みは、188cmと恵まれた体格かつ長い手足にあります。長身ゆえに空中戦に強く、長い足で相手からボールを奪取します。
もともと右サイドバックでプレーしていた選手だったため、運動量も豊富。中盤で動けて、ディフェンス力がある選手です。
中盤でのファビーニョは、マティッチのイメージに近いですね。マティッチもファビーニョ同様に、強靭なフィジカルと高い守備能力が武器です。
足元の技術が高い
ファビーニョは、足元の技術がある選手です。これも右サイドバックからの経験が活きていると思います。サイドバックは、足元の技術も問われますからね。
中盤で相手をするりと交わせる技術がありますし、加えて、長身という武器を使った高いキープ力があります。
その技術を使い、深い位置からビルドアップをしたり、ゲームメイクを行う選手です。クロップのもとでさらに進化した部分ですね。
前線へ縦パスを供給
パス精度も高いのがファビーニョの凄さです。クロス・ショートパス・スルーパス、どれも水準以上のものを兼ね備えています。
中盤でのプレー時は、正確にミルナーやワイナルドゥムなどに繋ぎ、前線のフィルミーノやサラーには絶妙なスルーパスを供給することもあります。
中盤から一気にチャンスに変えられるファビーニョのパスは見逃せません。
ファビーニョの欠点・課題
守備能力に関しては、疑いの余地はありません。体格を武器としたディフェンスは脅威です。しかし、ファウルの多さが目立ちます。
18-19シーズン(2019年2月9日時点)のデータをまとめました。
選手名 | 出場試合 | ファウル数 | イエロー |
ファビーニョ | 16 | 17 | 3 |
ヘンダーソン | 21 | 14 | 0 |
ミルナー | 20 | 21 | 2 |
数字は小さいですが、不安を覚えるデータです。現代サッカーは、セットプレーのクオリティーがどんどんと上がってきています。安易なファウルは失点のリスクがあります。
ファビーニョとしては、ファウル数を改善して欲しいですね。
データ参考 https://www.premierleague.com/
ファビーニョのプロフィール
名前 | ファビオ・エンリケ・タバレス |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1993年10月23日 |
身長 | 188cm |
体重 | 78kg |
ポジション | MF/CB/SB |
利き足 | 右 |
主なタイトル | リーグ・アン優勝(モナコ) |
ブラジルでキャリアをスタートするも、チャンスに恵まれず、ポルトガルのリオ・アヴェへ移籍。その後、レアル・マドリードBへレンタル移籍をし、トップチームデビューを果たしました。
しかし、出場試合は1試合に留まり、出場機会を求めてモナコへ移籍。
モナコで頭角を現し、ベルナルド・シウバやムバッペとともにプレーをしていました。2018年5月にリバプールへと活動の場を移しました。
代表
2015年にブラジルA代表デビューを飾り、2019年も召集され続けています。リバプールではアンカーでコンスタントにプレーしていますが、ブラジル代表ではレアル・マドリードのカゼミロがファーストチョイス。
どちらも守備強度が高い選手ですが、個人的に足元の技術やビルドアップ力はファビーニョの方に軍配が上がるかなと感じています。だから、ブラジル代表でもコンスタントにプレーして欲しいですね。
カゼミロってどんな選手?プレースタイルを徹底解説
続きを見る
過去のクラブ
2012-2015 | リオ・アヴェ |
2012-2013 | レアル・マドリードB(レンタル) |
2013 | レアル・マドリード(レンタル) |
2013-2015 | モナコ(レンタル) |
2015-2018 | モナコ |
2018- | リバプール |
まとめ
リバプールのブラジル人ファビーニョのプレースタイルなどをまとめました。18-19シーズンの活躍をみると、今後もコンスタントに出場する選手だと思います。
足元も上手いし、ディフェンス力もある。何より、アンカーから最終ラインまでこなせるユーティリティ性は魅力です。クロップ監督も信頼しつつあるため、これからの活躍を期待したいですね。
さいごに、ファビーニョのようなアンカー選手をもっと知りたい方は「【サッカー】海外の注目すべき現役アンカー11人」こちらの記事を一読ください。ワールドクラスのアンカーをピックアップしています。