リバプールのギニア代表MFナビ・ケイタのプレースタイルや経歴をまとめました。
ザルツブルクとライプツィヒでブレイクを果たし、2017年8月に当時クラブ史上最高額の7000万ユーロでリバプールへ移籍。クラブの栄光である8番を継承した男です。
ナビ・ケイタについて調べている方は、ぜひ読んでみてください。
ナビ・ケイタのプレースタイル
推進力があるドリブル
ナビ・ケイタの大きな特徴は、推進力の高さです。足元の技術やテクニック、センスも高く、イニエスタのようにするするとボールを前に運ぶことができます。
ライプツィヒ時代では、ボランチの位置からボールを運びアシストやチャンスメイクをするシーンが散見されていました。2シーズンの57試合で12アシストを記録しています。
リバプールでも同様にミドルサード付近からボールを運び、フィルミーノらと絡んでゴールへと向かっていきます。
また、チャンスを作り出す能力にも長けています。19-20シーズンのデータによれば、1試合平均1.7回のチャンスを作っています。
ちなみに、ワイナルドゥムは0.6回。クリエイティブさは、ナビ・ケイタに軍配が上がりますね。
ゲーゲンプレスの適応力とスタミナ
ライプツィヒやザルツブルクは、ゲーゲンプレス気味のハイプレスチームでした。ケイタは、それらのチーム出身ということもあり、クロップ監督が得意とするゲーゲンプレス適性があります。
また、アフリカ人特有の無尽蔵のスタミナも兼ね備えています。そのため、攻撃だけではなく守備にも併走できるボックストゥボックスの動きをすることができます。
守備の読みも素晴らしく、似たポジションのワイナルドゥムと比較すると、19-20シーズンのインターセプト率はナビ・ケイタが上回っています。
ナビ・ケイタ | ワイナルドゥム | |
インターセプト率 | 1.2回 | 0.6回 |
また、ケイタはトランジションの切り替えが早い選手です。
ボールを奪ったらすぐさま攻撃に転じたり、失えばボールホルダーにプレスをかけにいきます。献身性の高さもナビ・ケイタの特徴といえるでしょう。
ナビ・ケイタのプロフィール
名前 | ナビ・レイェ・ケイタ (Naby Leye Keïta) |
代表 | ギニア |
生年月日 | 1995年2月10日 |
身長 | 172cm |
体重 | 64kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
2013年にフランスのイストルでプロデビュー。翌年の2014年にザルツブルクへ引き抜かれ、リバプールで一緒にプレーする南野拓実とサディオ・マネがチームメイトでした。
ザルツブルクの活躍が認められ、当時クラブ最高額の1500万ユーロでライプツィヒに移籍します。
クロップ監督は、ライプツィヒ時代からナビ・ケイタを注視しており、2017年7月にリバプールへ加入。その時の移籍金額は、7000万ユーロ。当時のリバプール最高移籍金でした。
そして、スティーブン・ジェラード以降空き番になっていた栄光の8番を継承します。クラブともに期待を寄せました。
ハングリー精神さも魅力の1つ
僕たちは広いスペースがあればどこでだってプレーしてたんだ。一番多いのは路上だった。だから車を避けながらプレーしないといけなかったんだ! 何度もぶつかったよ。でも、場所を失いたくなかったからそこでプレーを続けたんだ。僕とボールを切り離せるものはなかったし、ストリートで多くのことを学んだよ。スパイクは持っていなかったから、僕たちは裸足でボールを蹴っていた。たまに履いたとしても、靴はボロボロだったな。もらったサッカーのシャツは宝物だった
引用:【ナビ・ケイタの物語】家族、友人、挫折と夢…アフリカの路上から世界に羽ばたくまで | Goal.com
素晴らしい記事ですので、ぜひ読んでいただきたい。ナビ・ケイタのこれまでが書かれているので、リバプールファンのみならず海外サッカーファンにオススメです。
日本人に足りない部分は、ナビ・ケイタのようなストイックさかもしれません。
日本は比較的豊かな環境で生活することができるかもしれませんが、アフリカ人にとっては何事も命がけです。そういったストイックさやハングリさーは、人種問わず学ぶべきことが多いと思いますね。
過去シーズンの記録
2019-2020シーズン
強烈なインパクトを残すことができませんでした。ケガの影響もあり、リーグ戦18試合で814分しかプレーできず、2ゴール3アシストの結果に終わりました。
ザルツブルクやライプツィヒで魅せていた推進力は健在なものの、ゴールに絡む活躍ができないため、放出の噂が絶えず付き纏いっています。苦言を呈すファンも少くありません。
2020-2021シーズンは、飛躍のシーズンになれるよう頑張っていただきたいですね!
過去のクラブチーム
2013-2014 | FCイストル |
2014-2016 | ザルツブルク |
2016-2018 | ライプツィヒ |
2018- | リバプール |