バイエルンのオーストリア代表DFダヴィド・アラバのプレースタイルなどをまとめました。
アラバはバイエルンがグアルディオラ時代に、「偽SBの先駆者」として輝きを放っていた選手です。
グアルディオラが去ってからは偽SBとしてプレーする機会は少なくなりましたが、本職であるSBとしての能力が高いため、今でもバイエルンのファーストチョイスとして試合出場をしています。
本記事では、アラバをより詳しくなってもらうための内容となっています。アラバについて調べている方は、ぜひ一読してみてください。
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アラバのプレースタイル
アラバは元MFだったこともあり、足元の技術が非常に優れている選手です。バイエルンではもっぱら左SBとしてプレーしていますが、オーストリア代表では中盤でプレーすることもあります。
バイエルン時代のグアルディオラは、アラバのパス精度などを鑑み、偽SBとしてプレーさせていたと見受けられます。
ピンポイントのクロスでゴールを演出!
アラバの凄さは、左足からの高品質なクロスボールです。速く強いグランダークロス、アーリークロスなどペナルティーエリア内の選手にピンポイントで出すことできます。
バイエルンには、レヴァンドフスキやミュラーなど空中戦に強い選手が多いため、アラバからのクロスボールは1つの武器になっています。
スピードを活かしたオーバーラップ
アラバはスピードがある選手です。シティのレロイ・サネやスターリング、バイエルンならコマンやニャブリなどのスピードスターと呼ばれる選手たちに比べれば遅いかもしれませんが、左SBには充分なスピードが備わっています。
そのスピードを活かしたオーバーラップはアラバの武器です。一昔前ですが、リベリーとは絶妙な連携で左サイドを支配していました。
また、ただ真っ直ぐにオーバーラップするだけではなく、チャンネルを一つ右(ハーフスペース)に移したアタックも魅力的です。
課題だった守備やポジショニングも改善されつつある
20歳そこらのアラバは、「攻撃は抜群だけど守備がな…」「守備の時のポジショニングやミスが目立つ」など言われていましたが、今はだいぶ改善されました。
年齢を重ねるごとに、体が強くなりフィジカルコンタクトも負けなくなりましたし、ボール奪取能力、スピードを活かしたカバーリング力などが高まっています。
攻撃的左SBとしては、及第点以上のディフェンス力があると見受けられます。
成熟した守備力を買われ19-20シーズンにおいては、センターバックでの起用が目立ちました。また、チャンピオンズリーグ決勝でもセンターバックでプレーし、優勝に大きく貢献。
サイドバックもセンターバックもできるアラバは、どのチームにおいても重宝されるでしょう。
アラバのプロフィール
名前 | ダヴィド・オラトゥクンボ・アラバ(David Olatukunbo Alaba) |
代表 | オーストリア |
生年月日 | 1992年6月24日 |
身長 | 180cm |
体重 | 76kg |
ポジション | SB |
利き足 | 左足 |
アラバの父親はナイジェリア人、母親はフィリピン人であるため、フィリピン代表からも声がかかっていましたが生まれ育ったオーストリア代表を選択しました。
ノイアーはアラバの高い能力を評価しており、若き日のアラバに「ドイツに帰化しないか?」と訪ねたエピソードもあったみたいです。
アラバは2008年にバイエルンのユースに加入して以来、一貫してバイエルンでプレーし続けています。
ただ、グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティへの移籍がささやかれています。アラバからすれば、自身を「偽SB」で起用してくれたグアルディオラ監督には、惹かれるものがあるかもしれませんね。
過去のクラブチーム
2010- | バイエルン |
まとめ
バイエルンのオーストリア代表DFダヴィド・アラバについてでした。アラバは、バイエルンでは重要な選手です。
ドイツ代表GKノイアーは、「ドイツに(優秀な)左SBにはアラバがいないせい」とまで言わしめた実力者です。これからキャリアピークになっていくと思いますので、今後の活躍をより一層楽しみにしたいところです!
さいごに、アラバと同じサイドバック選手をもっと知りたい方は「【海外サッカー】注目すべき世界のサイドバック10人」こちらの記事も一読してみてください。色々なサイドバック選手を紹介いるので、今よりもっとサッカー知識が増えます。