バイエルンのドイツ代表FWセルジュ・ニャブリのプレースタイルなどをまとめました。
「ニャブリはどんなサッカー選手?」「どんなプレーをするの?」「どのような過去があるの?」と思っている方にピッタリの内容です。
本記事を読めば、今よりニャブリを深く知れる内容となっています。ぜひ一読してみてください。
ニャブリのプレースタイル
ドリブル突破が得意で縦への推進力がある
ニャブリの大きな強みは、ドリブルです。ロッペンの後継者と呼ばれるだけあって、スピードもあり細かいボールタッチで相手をスルスルと抜いていきます。
シザーズなど足技フェイトも多彩で、みている側も楽しめるプレーを披露します。
真価を発揮するドリブルシーンは主にウィングの位置です。ニャブリは、左右どちらのWGでもプレーできるため、サイドでのドリブルは要チェックです。
ドイツ人では珍しいテクニックがあるドリブラーですので、代表での活躍も期待できます。バイエルンでしっかりとハードワークし、世界でもトップクラスと言われる逸材です。
ブレーメン時代はワントップとして活躍、決定力も優れている
バイエルンではウィングの印象が強いニャブリですが、16-17シーズンのブレーメン時代はワントップとしてプレーしていた経験があります。
ブレーメンでは、27試合11ゴールとまずまずの結果を残しています。また、リオ五輪では6得点をあげ得点王にも輝いていますし、19-20シーズンのチャンピオンズリーグ予選トッテナム戦では史上5人目となる4得点を記録。
それゆえ、ニャブリには優れた決定力があることがわかります。まだまだ成長段階ですが、ポテンシャルの高さや将来性がある選手と言えるでしょう。
バイエルンでは、レヴァンドフスキという絶対的センターフォワードがいるためトップの位置ではプレーできませんが、もしかすると数年後バイエルンのセンタフォワードとして活躍するかもしれません。
そうなればドイツは、待望のエースストライカーを手に入れることができるでしょう。
19-20シーズン
今シーズンのニャブリは大活躍。ある意味、覚醒した選手の1人だと思います。その活躍っぷりに放出させてしまったアーセナルファンは、「ここまで成長する選手だと思わなかった」と落胆する人たちが多くいました。
ニャブリは今季ブンデスリーガ31試合に出場して12ゴール10アシスト、チャンピオンズリーグでは10試合9ゴールと大車輪の働きをしました。特に印象的なゴールは、準々決勝のバルセロナ戦。ゴレツカのフライパスに反応した裏への抜け出しは紫電一閃。またたく間にゴールを挙げました。
また、ゴールだけではなく前線からのプレスをしっかりするのがニャブリ。相手のトラップミスを狙っていくシーンも散見されました。
現代サッカーは、前線からのプレスは必要不可欠なのでニャブリのような選手はより重宝されるに違いありません。今季でふと皮むけましたので、来季はより力を入れてチェックしたい選手です。
ニャブリのプロフィール
名前 | セルジュ・ニャブリ(Serge Gnabry) |
代表 | ドイツ |
生年月日 | 1995年7月14日 |
身長 | 175cm |
体重 | 73kg |
ポジション | WG |
利き足 | 右 |
主なタイトル | リオ五輪得点王 |
ニャブリは、コートジボワールの父親とドイツ人の母親の間に生まれ、ドイツとコートジボワールにルーツを持ちます。ただ、これまで一貫してドイツ代表でプレーをしています。
シュトゥットガルトの下部組織でキャリアを積んでいましたが、15歳の時にアーセナルのトライアルに参加し、10万ユーロで移籍。
アーセナルでは将来有望の選手として期待されつつも、印象を与える活躍ができずWBAへレンタル移籍。その後、出場機会を求めブレーメンへ完全移籍したが、2017年にバイエルンへと移籍しました。
ちなみにWBAの監督だったトニー・ピューリスは、ニャブリがバイエルンへ移籍した際「バイエルンのレベルにはない」とコメントを残したことがありました。
過去のクラブチーム
2012-2016 | アーセナル |
2015-2016 | WBA(レンタル) |
2016-2017 | ブレーメン |
2017- | バイエルン |
2017-2018 | ホッフェンハイム(レンタル) |
まとめ
バイエルンのドイツ代表セルジュ・ニャブリのプレースタイルなどを紹介しました。ニャブリの将来は本当に楽しみです。
このまま順調に成長していくことができれば、クラブやドイツを代表する選手になると思います。特に、ドイツ代表でのプレーは楽しみです。
右にニャブリ、左にレロイ・サネ、まるでリベリーとロッペンのような関係になりそうでワクワクします。