バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスのプレースタイルなどをまとめました。
長年、バルセロナのセンターフォワードを務め、数々のゴールと勝利をバルセロナに捧げてきたトッププレイヤーです。
バルセロナといえばメッシの印象が強いかもしれないが、メッシの近くでプレーするスアレスという存在も忘れてはなりません。
本記事では、スアレスをより深く知れる内容となっていますので、ぜひ一読してみてください。
スアレスのプレースタイル
常に相手の裏を取ろうとするオフザボールの動き
スアレスは決定力の高さなどが凄い!とよく言われる選手ですが、もっとも素晴らしいのは点を取る前の動きにあります。いわゆる、オフザボールの動きです。
ボールを持っていないスアレスは、相手の裏を取ろうと常に考え動き続けることができる選手です。それを90分間フルでできるからこそ、スアレスはゴールを量産することができるのです。
バルセロナのプレースタイルは、ボールを保持する時間が長いですから、スアレスのように裏を取るような動きをするフォワードは非常に厄介です。なぜなら、一瞬の隙を与えたらシュートまで運ばれてしまいます。
そのため、スアレスの動きはバルセロナのスタイルに合致したFWと言えるでしょう。
トッテナムのケインやバイエルンのレヴァンドフスキなど世界には素晴らしいストライカーがいますが、バルセロナに合うといったらスアレスのようなキャラクターですね。
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体のどこからでもシュートが打てるセンスの高さ
スアレスは裏を取る動きができる選手でありながら抜群の決定力があります。右利きですが逆足の左足も高い精度を誇り、ヘディング技術も非常に高いです。
フィニッシャーとして理想的な能力を兼ね備えた選手といえるでしょう。だからこそ、アヤックス・リバプール・バルセロナ、別々のリーグで得点王に輝けたと思います。
9番としての仕事をしっかりとできるスアレスは世界でもトッププレイヤーなのは間違いありません。
ゴールだけじゃない!アシストもできるストライカー
スアレスはゴールのイメージが強いですが、味方を活かすプレーも上手です。相手の裏を取る動きは、時としてスペースメイクとなる場合もありますし、アシストでゴールをお膳立てすることもできます。
ちなみに、15-16シーズンは35ゴール15アシストを記録しています。アヤックス時代の09-10シーズンは35ゴール17アシスト、リバプール時代の13-14シーズンは31ゴール15アシスト、ゴール数も異常ですがアシスト数も見逃せない数字です。
スアレスは、ストライカーでありながらも演出家として活躍ができる万能タイプといえるでしょう。
19-20シーズン
今シーズンは、公式戦39試合に出場して23ゴール10アシストを記録。ラ・リーガでは、故障の影響もあり22試合の出場に留まっていますが、16ゴールをあげています。もうスアレスは33歳ですが、名門・バルセロナの絶対的センターフォワードとして活躍しました。
とはいえ、バルセロナの新監督であるロナウド・クーマンから戦力外通行を受けてしまったと報道がありました。移籍先は、古巣アヤックスを始めMLSのインテル・マイアミなどが候補に挙がっているそうです。
以前からスアレスは、MLSをほのめかす発言をしていました。今夏、その可能性が充分にあるかもしれませんね。
まだまだ、バルセロナでプレーできるコンディションだと思いますが、やはり将来性を見越した世代交代の波には敵わないかもしれません...。
スアレスのプロフィール
名前 | ルイス・アルベルト・スアレス・ディアス (Luis Alberto Suárez Diaz) |
代表 | ウルグアイ |
生年月日 | 1987年1月24日 |
身長 | 182cm |
体重 | 86kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
主なタイトル | エールディヴィジ得点王 プレミアリーグ得点王 リーガ・エスパニョーラ得点王 他多数 |
スアレスは、母国ウルグアイのナシオナル・モンテビデオのユースで育ち、その後オランダのフローニンゲンへと入団しました。
フローニンゲンの活躍が評価され、名門アヤックスへと移籍。アヤックスで才能を一気に開花させたスアレスは、09-10シーズンに35得点をあげ得点王に輝きます。
そして、2011年1月に移籍金2200万ポンド(約30億円)でリバプールへと加入しました。リバプールでも目まぐるしい活躍をし、13-14シーズンにはマイケル・オーウェン以来のリバプール選手得点王に輝きました。
その後、移籍金8,100万ユーロでバルセロナに渡り活躍を続けています。
プライベートでは、ソフィア・バルビと結婚し2人の子どもに恵まれています。
噛みつき問題などピッチ外での問題が多かった
プロサッカー選手として素晴らしいキャリアを歩んでいるスアレスですが、ピッチ外で問題を起こす暴れん坊さんでした。スアレスの問題行動をまとめました。
- オトマン・バッカルの左肩に噛みつき7試合出場停止(アヤックス時代)
- パトリス・エヴラに人種差別発言で8試合出場停止(リバプール時代)
- ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチの腕に噛みつき10試合出場停止(リバプール時代)
- ブラジルワールドカップでキエッリーニの左肩に噛みつき
バルセロナに加入してからは、噛みつかなくなりましたが、若い頃はすぐに噛んじゃう癖がありましたね。
過去のクラブチーム
2005-2006 | ナシオナル・モンテビデオ |
2006-2007 | フローニンゲン |
2007-2011 | アヤックス |
2011-2014 | リバプール |
2014- | バルセロナ |
まとめ
バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスのプレースタイルなどでした。年齢的な面でみれば、トップフォームでプレーできるのは残りわずかでしょう。
スアレスは問題行動をたくさん起こしてきましたが、稀代のストライカーです。試合に出場している時は、必ずチェックしたいプレイヤーです。