マンチェスター・シティのイングランド代表ラヒーム・スターリングのプレースタイルをまとめました。スターリングは、恐怖のアタッカーとしてシティに欠かせない選手まで成長しています。特に18-19シーズンのパフォーマンスは圧巻でした。
一時期は批判を浴びることが多かったスターリングですが、そのような声も少なくなり名実ともに高みへ登っています。本記事では、スターリングについてたっぷりと紹介しています。同選手が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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スターリングのプレースタイル
マンチェスター・シティでのスターリングのメインポジションは左ウィングです。クロスでチャンスメイクをしたり、カットインして果敢にゴールを狙っています。特に、後者のイメージが強いです。斜め45度からファーへのシュートが散見されます。
ポジション
スターリングのメインポジションは、左右のウィングです。マンチェスター・シティは、戦況によってポジションチェンジを頻繁に繰り返します。そのため、スタメン発表時は左だけど、気がついたら右にもいます。スターリングは、どちらのサイドでも違いを作り出せる選手です。
スピードを生かした細かく速いドリブル
スターリングの大きなストロングポイントは、ドリブルです。サイドから中に切り込む鋭いドリブルに加え、縦に抜け出す速いドリブルが魅力的です。
マンCの攻撃を牽引する、シルバやデ・ブライネには出来ないドリブルを持っています。イメージとしては、チェルシーのアザールに近いですね。
また、そのスピードを生かしカウンターの起点にもなるキャラクターです。ベップの戦術は、ポゼッションのイメージが強いですが、何気にカウンターが上手いチームを作り上げてくる印象が強いです。
そのため、スターリングはベップにとって必要不可欠な存在だと思いますね。
サイドでも中央でもプレーができる
スターリングはポジションを問わず、サイドであろうが中央であろうが、前線のどこでもプレーすることができます。これは、マンC公式サイトでベップが明言しています。
その要因は、小柄ながらも当たり負けしないフィジカル、スピード、パスセンス、どこでもプレーできる資質が備わっているからこそです。
まだ23歳と若いですがグアルディオラの指導のもとより戦術面が向上し、これからドンドンとプレーに磨きがかかってくることでしょう。
献身的な守備
スターリングのイメージは攻撃一辺倒のところがあると思います。でも、試合をみていると献身的に守備をする姿がみられます。
シティも例外なく守備態勢になると4-4-2へシフトします。スターリングは、左ウィングから一列下がって守備に回ります。普通の選手であれば、守備を怠る部分が多いですが、スターリングは懸命にプレスをかけます。
攻撃だけの選手だと思われがちですが、激しいプレスをかけるスターリングにもチェックしてみてください。右ウィングのベルナルド・シウバの守備貢献も素晴らしいですが、スターリングも負けていません。
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19-20シーズン
今シーズンもマンチェスター・シティに欠かせない選手でした。リーグ戦では、33試合に出場しキャリアハイとなるリーグ4位の20ゴールを記録。グアルディオラのシティで更にステップアップをしています。
同ポジションのレロイ・サネがバイエルンに移籍してしまったことで、左サイドは人員不足になりました。スターリングは来季も引き続き、エースとして獅子奮迅の仕事をする必要があるでしょう。
ただ、ここぞ!という決定力があいも変わらずでした。記憶に新しいところでいえば、戦犯と言われてしまったチャンピオンズリーグの準々決勝リヨン戦です。
1-2のビハインドで猛攻をしかけるシティ。85分に絶好のチャンスが訪れました。ジェズスのクロスがスターリングの元にボールが送られ、あとは無人のゴールに押し込むだけでしたが、クロスバーの上を虚しく通過。
「これが入っていれば...」という状態を作ってしまいました。来季は勝負強さを身に着けられれば、一回りも二回りも強くなる選手になると思います。
スターリングのプロフィール
When it’s time to work, it’s time to work! Love being back on the training field again.#MCFC #CITIZENS #RS7 #LOVE pic.twitter.com/shBnDKyhPm
— Raheem Sterling (@sterling7) 2018年8月6日
名前 | ラヒーム・シャキール・スターリング(Raheem Shaquille Sterling) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 1994年12月8日 |
身長 | 170m |
体重 | 69kg |
ポジション | MF/FW |
利き足 | 右 |
主なタイトル | プレミアリーグ優勝 |
リバプールからマンCへ移籍したことで、一気に叩かれることが多くなったスターリング。その理由は、高給サラリーを求めて移籍したのが原因だと言われています。
また、ダイブプレイヤーのイメージが強いことも原因の1つ。
ロシアW杯の前には「「VARは見逃さない」 22歳英代表FWの"露骨ダイブ"に警告「彼はW杯で監視される」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ」こんなニュースも報じられました。
私生活に関しては、これといってインパクトがあるニュースはありませんが、サッカーに関する問題がフォーカスされがちな選手の1人ですね。
しかし、プレーは結果を残しています。17-18シーズンでは、リーグ戦18ゴール11アシストとマンCの優勝に大きく貢献しています。
過去のクラブチーム
2012-2015 | リヴァプール |
2015- | マンチェスター・C |
まとめ
スターリングについてまとめました。叩かれることが多いですが、とても素晴らしいプレイヤーなのは間違いありません。これまでの結果をみれば、スターリングの実力の高さがわかると思います。
スターリングの左ウイングでのプレーは、世界トップクラスです。まだまだ若い選手なので、今後の成長を楽しみにしたいです。そして、シティだけではなくイングランド代表での活躍も期待しましょう。