バイエルンのドイツ代表トーマス・ミュラーのプレースタイルなどをまとめました。
ミュラーは以前までバイエルンの絶対的な選手でしたが、ニャブリの台頭などによりポジションを失いつつあります。
しかし、南アフリカW杯で5得点をあげた得点王のセンスは疑いの余地はありません。まだまだ、トップフォームでプレーできる選手です。
本記事では、よりミュラーに詳しくなれる内容となっていますので、ぜひ一読してみてください。
ミュラーのプレースタイル
ミュラーはとても不思議な選手です。メッシのようなスーパーゴールやドリブルは出来ないし、サラーのようなスピードもない、ルカクなようなパワーもない。
でも、ゴールを決められるプレイヤーです。派手さはないものの、ゴールという結果をしっかりあげることができます。
よく「んーこの選手って、特徴とかあまり感じられないけど、なんでゴールあげられるの?」と思うサッカー選手はいませんか?それがミュラーなのです。
抜群のポジショニングセンスでスペースを見つけるのが上手い
ミュラーの大きな強みは、ポジショニングです。スピードもパワーもないとなれば、頭で戦うしかありません。
その点、ミュラーはとてもクレバーな選手で、状況をしっかりと見極めてベストポジションでプレーすることができる選手です。特にPA内でスペースを見つけるのが非常に優れています。
派手なスーパーゴールがない理由が、PA内でのプレーが多いからだと考えられます。
また、自身でスペースに侵入することにも長けていますが、スペースメイクする能力もあります。フリーランで走り込み相手DFを引きつけ、味方にスペースを供給します。
ともあれミュラーは、抜群のポジショニングセンスがあるからこそ、バイエルンやドイツ代表でも重宝されたサッカープレイヤーといえるでしょう。
トップ下・ウィング・センターフォワードなどそつなくこなす
頭が良いミュラーですから、いろいろなポジションに対応することができます。
トップ下・ウィング・センターフォワードなどでプレーします。例えば、4-5-1であればトップ下やサイドMF、4-3-3であれば右ウィングなどです。
リバプールのミルナーは、中盤より後ろならどこでもプレーできるのに対し、ミュラーは中盤より上ならどこでもできるユーティリティープレイヤーといえるでしょう。
チームにとってミュラーは、とても心強いはずです。なぜなら、他選手が負傷離脱したとしても、ミュラーが埋めてくれるからです。しかも、総合能力が高いというお墨付きです。
19-20シーズン
19-20シーズンは、ミュラーにとって新たなプレースタイルを切り開いたシーズンです。ニコ・コバチ監督政権時は、あまり重宝されずパッとした活躍ができていませんでした。
しかし、2019年11月、1-5で大敗したフランクフルト戦が引き金によりニコ・コバチ監督が解任され、新監督になったハンジ・フリック監督に変わってから息を吹き返しました。
結果、ブンデスリーガでは33試合に出場して21アシスト。ブンデスリーガのアシスト記録を更新。レバンドフスキや覚醒したニャブリと連携、攻撃の要として奮闘しました。
また、チャンピオンズリーグ準々決勝バルセロナ戦では、2ゴールの活躍。チームの準決勝進出に大きく貢献しました。
今までゴールゲッターとしての活躍が期待されていたミュラーですが、ここにきてアシストをできる人に変化。20-21シーズンもミュラーの活躍に注視していきましょう。
ミュラーのプロフィール
名前 | トーマス・ミュラー |
代表 | ドイツ |
生年月日 | 1989年9月13日 |
身長 | 186cm |
体重 | 76kg |
ポジション | FW/MF |
利き足 | 右 |
主なタイトル | 南アフリカW杯得点王 ブラジルW杯優勝 ブンデスリーガ優勝 |
ミュラーはTSVペールでプレーをしていたが、10歳のときにバイエルン下部組織へと移籍しました。そこから、バイエルン一筋でプレーし続けています。
移籍については、14-15シーズンにマンチェスター・ユナイテッドからオファーがあったもののバイエルンに残留。それ以降、ミュラーの移籍について、大きな問題はありません。
プレイベートでは、20歳の時にモデルのリサ・ミュラーと2009年に結婚しています。
代表
2010年からドイツA代表に招集され、2010年南アフリカW杯では20歳でゴール数とアシスト数ともにトップタイの数字を記録。20歳での得点王はワールドカップ史上最年少でした。
また、2018年ロシアW杯で受賞したキリアン・ムバッペのベストヤングプレイヤー賞も受賞しています。当時のミュラーは、ムバッペのようにドイツを牽引していました。
過去のクラブチーム
2008- | バイエルン・ミュンヘン |
まとめ
バイエルンのドイツ代表トーマス・ミュラーについてでした。
ミュラーは、抜群のポジショニングセンスに加えて、前線ならどこでもできるユーティリティ性を持った選手です。西野元日本代表監督風にいえば「ポリバレント」な選手ですね。
年齢も30歳に差し掛かりキャリアピークが過ぎてしまったかもしれませんが、まだまだガッツ溢れるプレーでバイエルンに貢献して欲しいと思います。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。もし、時間がある方は下記のサッカープレイヤーもチェックしてみてください。