アーセナルの元ドイツ代表メスト・エジルのプレースタイルをまとめました。エジルはスタイリッシュなプレーで観客を魅了させる選手です。
どういった選手なのかを本記事で改めて振り返ってみましょう!
メスト・エジルのプレースタイル
優れた判断力と正確さを兼ね備えたチャンスメイカー
エジルは、判断力と正確さが優れているプレイヤーです。具体的に言うと、サッカーにおいて当たり前の動作「スペースがある→パスを出す」のクオリティーが非常に高いです。
しかも、速さもあります。的確な判断と正確さに加えて、一連のプレーを瞬時に実行へと移せるのがエジルです。
抜群のアシスト力
「スペースがある→パスを出す」これが的確かつ高クオリティーで出来るエジルは、アシスト数も半端じゃないです。
例えば、15-16シーズンではプレミアリーグ2位となる19アシストを記録しています。また、アーセナルで141試合中50アシストも記録。この数字は歴代プレミアリーグ最速です(2019年4月29日時点)
エジルの広い視野とパスセンスがあるからこそ成し得た記録と言えるでしょう。18-19シーズンのアーセナルでは、ラカゼットやオーバメヤンに絶妙なパスを供給しています。
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世間に騙されるな!エジルは走るプレイヤー
世間でのエジルは、走らない・怠けている・気迫が足らないと言われていますが、決してそうではありません。
出場した試合では、チーム内走行距離が上位になっていることもしばしばあります。また、カウンター時は一気にスプリングをしてゴールの起点になるような動きをします。
今はトレイラとジャカがいるため頻度は少なくなりましたが、ビルドアップの流れが悪かったら一列下がってビルドアップに加わる動きもしていました。
エジルが走らないプレイヤーというのは、メディアが作った間違った印象です。
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メスト・エジルのプロフィール
名前 | メスト・エジル(Mesut Özil) |
代表 | ドイツ |
生年月日 | 1988年10月15日 |
身長 | 180cm |
体重 | 76kg |
ポジション | MF |
利き足 | 左 |
主なタイトル | 2014年ワールドカップ優勝 リーガ・エスパニョーラ優勝 FAカップ優勝 |
ドイツ代表としてプレーしていたエジルですが、トルコにもルーツがあります。そのためイスラム教を信仰しており、ラマダーン(断食)や心の中でコーランを唱えているそうです。稀にですが試合中に、手の平を天に向けて目を閉じているシーンがあります。この時にコーランを唱えているかもしれませんね。
エジルがブレイクしたきっかけは、2010年南アフリカワールドカップです。その大会で活躍したエジルは、その夏にレアル・マドリードに移籍しました。移籍金額は1500万ユーロと報じられました(今では考えられないプライスレス。しかもあのエジル)
その後、5,000万ユーロでアーセナルに加入し今に至ります。
アーセナル移籍でクリロナが激怒
エジルは、クリスティアーノ・ロナウドに最も信頼されたプレイヤーです。なぜなら、一緒にプレーした3シーズンでロナウドのゴールを最もお膳立てしたのがエジルだからです。
エジルは、3シーズンで通算27回もロナウドのゴールをアシストした男です。そのため、エジルがアーセナル移籍が決まった際、ロナウドは激怒したとのこと。
参考 レアルのC・ロナウド「エジル退団は最悪のニュース。憤りを感じている」 | サッカーキング
ロシアW杯敗退の責任を負わされ代表引退
ロシアW杯では優勝候補の一角として言われていたドイツ代表でしたが、まさかのグループリーグ敗退。その責任を最も負わされたのが、メスト・エジルでした。
理由は、ワールドカップ前にトルコ大統領の表敬訪問が問題視されていたからです。「独裁者と写真を撮るのは何事か?」「ドイツ代表に忠誠を誓うべき」など、W杯開催前にバッシングを受けていました。
その結果、グループリーグ敗退の理由を繋げられドイツ国内から責任を負わされました。エジルはそういったバッシングを受けて、ロシアW杯後に代表引退を表明しました。
過去のクラブチーム
2006-2008 | シャルケ04 |
2008-2010 | ブレーメン |
2010-2013 | レアル・マドリード |
2013- | アーセナル |
まとめ
アーセナルの元ドイツ代表メスト・エジルについてでした。稀代の司令塔エジルは、すでに30歳を超えています。トップフォームでプレーできる時間は残りわずかになってきましたので、今のうちにプレーを目に焼き付けましょう。
18-19シーズンの序盤こそエメリ監督から信頼を得られていませんでしたが、シーズン終盤にはコンスタントに試合出場しています。オーバメヤンやラカゼットとともにアーセナルの攻撃を牽引してほしいですね。