マンチェスター・シティのイングランド人フィル・フォーデンのプレースタイルをまとめました。フォーデンは、ペップに「ダイヤモンド」と言わしめた選手です。
大きな怪我がなければ、マンチェスター・シティはもちろんイングランド代表の希望として名を挙げるでしょう。
本記事では、フォーデンってどういった選手なのか詳しくなれる内容です。どういった選手なのか知りたい方は、ぜひ一読してみてください。
フィル・フォーデンのプレースタイル
マンチェスター・シティでプレーするフォーデンは、主に左インサイドハーフでプレーをしています。
左インサイドハーフといえば、シティの絶対的プレイヤーであるダビド・シルバのポジションでしたが、2020年にシティからレアル・ソシエダに移籍。
そのため、シティでは序列が高まったと言われています。現に、20-21シーズンの開幕では先発出場を果たしました。
ダビド・シルバのようなポジショニング力
ダビド・シルバの大きな強みは、相手の痛いところを突くポジショニング力です。相手の嫌がるところに、身を置ける戦術眼や読みは欧州のなかでも頭一つ抜けていると思います。
だからこそ、33歳となってもシティの不動のレギュラーとして活躍していました。
そしてフォーデンにも、シルバに似たポジショニング力があります。試合をじっくり観て欲しいのですが、シルバの動きに似ている部分がいくつも散見されます。
例えば、スターリングが中に入ってきたらスゥーっと外に逃げたり、相手の陣形を崩そうと右往左往したり、当たり前のことかもしれませんが、その当たり前をできるのって凄いです。
まだ、荒削りな部分がありますが将来性を感じるプレーをしています。
ボールを失わないキープ力の高さ
フォーデンは、ボールロストが少ないプレイヤーです。残念ながらボールロスト数の正確なデータはありませんが、いくつかの試合をみてもボールロストはあまりありません。
なぜなら、フォーデンは高いボールキープ力があるからです。相手からプレスを受けても、体の使い方が上手いから自分の懐に入られないようにしています。
そして、若さゆえのスピードも高いキープ力の理由になっています。相手が懐に入ってくる前に、スピードを使って逃げ切ることがあります。
抜群のパスセンスでチャンスメイク
フォーデンは、とても素晴らしい視野を持ち、スペースに質の高いボールを供給することができるプレイヤーです。
同じ左サイドのスターリング、FWのアグエロやジェズスたちにいくつも素晴らしいパスを送っています。
まだまだ結果は出ていないですが、これから実戦経験を積んで連携が強化されれば、デ・ブライネのようにアシストをバンバンするプレイヤーになる可能性があります。
これから、どんなプレイヤーに育っていくかは分かりませんが、非常に楽しみな選手なのは間違いありません。
フィル・フォーデンのプロフィール
名前 | フィリップ・ウォルター・フォーデン (Philip Walter Foden) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 2000年5月28日 |
身長 | 171cm |
体重 | 70kg |
ポジション | MF |
利き足 | 左 |
主なタイトル | FIFA U-17ワールドカップ優勝 |
フィル・フォーデンは、6歳からマンチェスター・シティでトレーニングを初め、8歳の時にはシティから契約オファーを受けました。その後も、アカデミーの期待の星としてシティ一筋でプレーし続けています。
転機が訪れたのは、ペップがシティに訪れた2016年。フォーデンの才能に惹かれたペップは、すぐさまそのシーズンのCLセルティック戦でベンチ入りさせ、フェイエノールト戦でCLデビューをさせました。
18-19シーズンでは、35節のトッテナム戦で値千金となるプレミアリーグ初得点をあげました。
代表
2020年9月、UEFAネーションズリーグに参加するイングランド代表に招集されていたフィル・フォーデン。
しかし、マンチェスター・ユナイテッドのグリーンウッドとともにホテルに女性を連れ込み、代表追放される自体になりました。
この事件に関して、フォーデンは謝罪文を公開しています。せっかくの代表機会を棒に振ってしまったのは残念ですが、いつかまたイングランド代表としてピッチに立ってほしいです。
過去のクラブチーム
2017- | マンチェスター・シティ |
まとめ
マンチェスター・シティの次期イングランド代表フィル・フォーデンのプレースタイルなどを紹介しました。
フォーデンは、しっかりと成長していけばワールドクラスになれる逸材です。ただ、若くしてプレーした選手は怪我に泣かされる場合があります。
記憶に新しいところでいえば、ウィルシャーが模範的な例でしょうか。プレミアリーグは、ただでさえ激しいリーグなので、怪我だけは充分に気をつけて欲しいところですね。
シティはもちろんのこと、イングランド代表としてワールドカップで活躍する姿も観たい!