マンチェスターCのフランス代表DFエメリック・ラポルテのプレースタイルなどを紹介します。
スペインのA・ビルバオからきた当初は、思うようなインパクトを残せなかったですが、今では絶対的なレギュラーとして最終ラインの一角を担っています。
本記事では、もっとラポルテについて、理解できる内容になっています。
ラポルトのプレースタイル!ビルドアップには欠かせない
CBの能力であるスピードや俊敏さは平均レベルであるものの、ラポルテがポジション確保している理由はビルドアップ能力の高さにあります。
マンCでは不可欠な選手として、ポジションを確保しています。では、細かくラポルテのスタイルをいくつか説明していきます。
左足からの高いパス技術でビルドアップに加担
相手のプレスを剥がし、ボールキープをし、最終ラインで攻撃のリズムを作り上げ、後方からゲームメイクを行います。
そのパス精度を生かし、中盤のフェルナンジーニョやストーンズらとビルドアップをしていきます。
時には、逆サイドでプレーするベルナルド・シウバなどに鋭いロングパスを出すことがあります。この形は、ラポルトの特徴の1つです。
また、縦パスを入れるタイミングも素晴らしい。こちらの記事「チェルシーはなぜシティに6-0と完敗したのか?3つのポイントで解説!」で図解していますが、縦パスで一気にチャンスへと変えられる縦パス能力を持っています。
中央・左SBでもプレーができる
ラポルトは、基本的に中央でプレーするCBですが、時には左SBとしてもプレーできます。2019年1月4日に行われたリバプール戦では、左SBで先発出場しました。
当初は本職ではないポジションで不安でしたが、リバプールの攻撃陣に自由を与えず、自陣の攻撃時には積極的に参加、素晴らしい仕事をやってのけました。
SBだとスピードに不安があるものの、複数ポジションできるのは大きなメリットですね。
対人守備能力が上がれば手のつけられない選手になる
すでに高い守備能力を有していますが、フランス代表のヴァランやウンティティと比べると見劣りしてしまうのが現状です。
それゆえ、最高のビルドアップ能力があるラポルテだからこそ、対人守備の強さを磨けば、世界最高峰のDFと呼ばれる日がくるかもしれません。
まだ24歳(本記事執筆時)ですから、トレーニングと経験を積めばまだまだ伸びる選手ですね。
エメリック・ラポルテのプロフィール
名前 | エメリック・ラポルテ |
代表 | フランス |
生年月日 | 1994年5月27日 |
身長 | 191cm |
体重 | 86kg |
ポジション | DF |
利き足 | 左 |
主なタイトル | プレミアリーグ優勝 |
2012年、スペインのA・ビルバオでトップチームデビューを飾りました。2018年1月、デ・ブライネの移籍金(5500万ポンド)を上回る、クラブ史上最高額5700万ポンドで加入。
加入当初は、オタメンディやコンパニのバックアッパーとして出場機会が与えられませんでしたが、18-19シーズンからレギュラーとして定着。マンチェスターCの守備陣を牽引しています。
代表
マンチェスター・シティでは欠かせないセンターバックまで成長しましたが、フランス代表には無縁でした。なぜなら、ディディエ・デジャンは、パス技術よりも守備強度を重視しているからと言われています。
2019年に召集されるニュースが舞い込みましたが、2019年8月にひざを怪我してしまいました。結果、召集されず、いまだにA代表の経験はありません。
恐らく、ケガから復帰したら呼ばれるはずですので、フランス代表でプレーするラポルテが見られる日も遠くはないかもしれません。
過去のクラブチーム
2012-2018 | アスレティック・ビルバオ |
2018- | マンチェスターC |
まとめ
マンチェスター・シティのフランス代表DFエメリック・ラポルテについてでした。
ラポルテはマンチェスター・シティにとって必要な存在なのは間違いありません。足元の技術、抜群のパス精度、対人守備能力などマンチェスター・シティへやってきて格段にレベルアップしています。
私自身も大好きな選手で、マンチェスター・シティの試合を観戦する際はついついラポルテに注目してしまいます。ぜひ、シティ戦をご覧になる時は、ラポルテに注目してください。
最後に、ラポルテのような世界で戦うセンターバックを知りたい方は「【サッカー】世界最高のセンターバックは誰だ?注目すべき11人」も一読してみてください。