替えの利かない選手とグアルディオラにいわれたフェルナンジーニョ。プレミアリーグ最高のアンカーと称され、マンCのバランサーとしてベルナルド・シウバやダビド・シルバとともに活躍しています。
今後マンCでは語り継がれるプレイヤーですので、本記事でフェルナンジーニョについて覚えておきましょう。
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フェルナンジーニョのプレースタイル
的確なカバーリングで危険な芽を摘む
フェルナンジーニョの一番の強みは、カバーリングの良さです。攻撃の起点となるプレイヤーあるいはゴールに関与しそうなプレイヤーを見つけてチェックに入ったり、裏のスペースをケアします。
これまでの経験とベップの戦術理解がしているからこそできるカバーリングスキルです。
あまりにもフェルナンジーニョの影響が大きく、18-19シーズンでは12月まで無敗を維持していましたが、欠場した2試合はどちらも敗北。フェルナンジーニョの必要さが伺えました。
高いボール奪取能力
フェルナンジーニョはボール奪取能力も非常に高いです。17-18シーズンでは、タックル成功率は56%(タックル数62回)を記録しています。
18-19シーズンは現時点(1月8日)で41回、成功率は80%と驚異的な数字を残しています。
チェルシーのカンテもボール奪取能力が高いと言われていますが、18-19シーズンに限っては49%です。フェルナンジーニョのボール奪取能力の高さが伺えます。
参考 プレミアリーグ公式サイト
守備と攻撃を繋ぐバランサー。ビルドアップに欠かせない選手
守備も素晴らしいですが、ビルドアップにおいてはしっかりと守備陣と攻撃陣を繋ぐリンクマンとして働きます。
後方のラポルテやストーンズ、カイル・ウォーカーらと共に、後方からビルドアップを行います。運動量も豊富で、マンCの攻守バランスを保っています。
これまでマンCの躍進は、フェルナンジーニョがいるからといって過言ではないでしょう。
ちなみに、ペップはついに偽CBをフェルナンジーニョで試しました。偽CBとは、守備時はセンターバックとして最終ラインを防御し、攻撃時は一列上がってアンカーの位置でプレーするシステムです。
いつかやると言われていた偽CBですが、18-19シーズン第25節のアーセナル戦で実現しました。フェルナンジーニョで偽CBシステムを実行したのが、個人的にたまりません。フェルナンジーニョのセンスがあってこそ、実現したシステムだと思います。
偽CBについて詳しく知りたい方は、「マンチェスターシティが対アーセナルで見せた新戦術『偽CB』。そこに至るペップの思考。」が非常に参考となります。
フェルナンジーニョのプロフィール
名前 | フェルナンド・ルイス・ローザ |
代表 | ブラジル |
生年月日 | 1985年5月4日 |
身長 | 179cm |
体重 | 67kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
主なタイトル | ウクライナリーグ優勝、プレミアリーグ優勝 |
2002年、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセでキャリアをスタート。2004年には、浦和レッズで活躍したワシントンとともにプレーをしています。その後、ウクライナのシャフタールドネツクで8シーズン過ごし、13-14シーズンからマンチェスターCへと移籍しました。
ブレイクしたのは、グアルディオラが就任してから。高い戦術理解度が認められ、不動のアンカーとして活躍しています。
代表
2011年にブラジル代表デビューを飾り、コパ・アメリカやワールドカップに出場しました。
アンカーメインにプレーをしていましたが、レアル・マドリードのカゼミロの台頭によりブラジル代表ではファーストチョイスではなくなってきました。
でも、カゼミロのバックアップとしてブラジル代表を支え続けました。
過去のクラブチーム
2002-2005 | アトレチコ・パラナエンセ |
2005-2013 | シャフタール・ドネツク |
2013 | マンチェスターC |
まとめ
マンチェスター・シティのブラジル代表MFフェルナンジーニョについてでした。フェルナンジーニョは、プレーできる時間が限られています。すでに年齢が33歳とキャリア終盤に差し掛かっているからです。
また、2019年夏にはアトレティコ・マドリードからブスケツの後継者と呼ばれるロドリゴ・エルナンデスを獲得しています。より出場機会が限られてしまうでしょう。
だから、シティでプレーしているフェルナンジーニョを目に焼き付けましょう。