マンチェスター・シティのブラジル代表エデルソン・モラレスのプレースタイルをまとめました。エデルソンは現代型GKと呼ばれる選手です。シュートストップなど基本的能力が高く、足元の技術も高いためビルドアップの起点になれるゴールキーパーだからです。
本記事では、エデルソンの良さを紹介しています。エデルソンについて詳しくなりたい方や調べている方は参考にしてください。
エデルソンのプレースタイル
ペップ理想型GK!中遠距離のパス精度がエグい
エデルソンの特徴は、何といってもそのパス精度の高さです。現代のGKは、足元の技術が問われています。
ビルドアップの起点になるため、セービングだけではなくパス精度が求められるようになったからです。また、相手前線の選手が守備に加わり、後方からビルドアップさせないチームが増えたという環境背景もあります。
しかし、前がかりになったチームは中盤にスペースが空きます。後方からビルドアップをさせないようにしたリスクです。エデルソンは、その空いたスペースに低く鋭いフィードキック・パントキックを正確に蹴ることができます。
シティの中盤であるデ・ブライネ、はたまた前線のアグエロやスターリングといった選手たちにパスを送ります。中遠距離でもお構いなしで、空いたスペースにいる選手たちにボールを渡せる。これがエデルソンの大きな強みであり、ポゼッション・ビルドアップにこだわりを持つペップが求めたGKと言えるでしょう。
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セービング・飛び出し・競合いの強さ、どれも高レベル
キック精度に目が行きがちなエデルソンですが、基本的なゴールキーパー能力も非常に高いです。ゴール前で相手選手と1対1になったら、果敢に前へと走り込んでコースを消します。
コーナーキックやクロスボールなどハイボール処理能力も申し分なく、激しい空中戦にも負けない強さを兼ね備えています。
エデルソンは、キックやパス精度に目が行ってしまうかもしれませんが、本職であるゴールキーパースキルも目に余ります。非常に安心感があるゴールキーパーです。
リベロ(スイーパー)的な役割でスペースをカバーリング
DFのすぐ後ろのスペースをカバーするのもエデルソンの役割です。90年代サッカーの象徴であったリベロ(スイーパー)的な動きをエデルソンは行います。
シティはディフェンスラインが高いチームです。エデルソンは、ディフェンスの裏にボールが蹴られたら、すぐさま駆け走りクリアリングをします。
ただ、このプレーは非常にリスクが高いです。なぜなら、ゴールを無人にしなければならないからです。ヘタなところにクリアをしてしまったら、相手選手にボールが渡って無人のゴールにシュートを打たれます。
読み・判断能力・実行力・危機察知能力・キック精度・足元の技術・勇気、これらがなかったら出来ないプレーです。しかしエデルソンは、難なくプレーしてしまいます。
パスやセービングなども見ごたえがありますが、ディフェンス後ろのスペースをカバーリングするエデルソンにも注目してみてください。
エデルソンのプロフィール
名前 | エデルソン・サンタナ・ジ・モライス (Ederson Santana de Moraes) |
代表 | ブラジル |
生年月日 | 1993年8月17日 |
身長 | 188cm |
体重 | 89kg |
ポジション | GK |
利き足 | 左 |
主なタイトル | プリメイラ・リーガ優勝 プレミアリーグ優勝 |
エデルソンのサッカーキャリアは、ブラジルのサンパウロでスタートしました。その後、ベンフィカのユースへと渡りますがプロ契約を至らず、2011年にポルトガルのリベイロンとプロ契約を交わします。力を着実に付けていったエデルソンは、2015年にベンフィカへ復帰しました。
現在活躍するシティには、2017年5月に移籍金4000万ユーロで加入。下記の記事によればペップは、エデルソンのことをバイエルン時代から注目していたとのこと。CLでベンフィカと対戦した際に驚愕したそうです。
過去のクラブチーム
2011-2012 | リベイロン |
2012-2015 | リオ・アヴェ |
2015-2017 | ベンフィカ |
2017- | マンチェスター・シティ |
まとめ
マンチェスター・シティのブラジル代表GKエデルソン・モラレスについてでした。エデルソンは近い将来、世界最高のゴールキーパーとしての名声を勝ち取るでしょう。キック精度・セービングなど基本的GK能力、どれも優れているからです。注目されない理由が見当たりません。
非常に優れたGKですので、より一層エデルソンに注目しましょう!