トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインのプレースタイルなどをまとめました。
ケインは、トッテナムの象徴的なフットボーラーで、本人も「このクラブのレジェンドになりたい」と明言するなど相思相愛な関係を築いています。
イングランド代表では、25歳でキャプテンを任されるなど国を代表する選手です。
本記事では、ハリー・ケインを今より詳しくなれる内容となっていますので、ぜひチェックしてください。
ハリー・ケインのプレースタイル
ハリー・ケインは、高いショート精度でゴールを量産しつつ、前線からのプレスも積極的に行える現代型FWです。
プレス能力は、リバプールのフィルミーノに比べると劣ってしまいますが、充分な役割を果たすことができます。
攻撃している時のプレーエリアは、ペナルティーエリアに張り付いているだけではなく、相手DFとMFの間に降りてきてスペースを作るなど積極的な動きをします。
そのためケインは、ただのボックスストライカーではなく、現代戦術に対応した万能型FWといえるでしょう。
では、細かいプレースタイルを解説していきます。
高い決定力でゴールを量産!トッテナムのスコアラー
トッテナムのエースとして活躍するケイン。その凄さは何と言っても、決定力の高さです。ゴール前でケインにボールが渡ったら得点を決めるのでは?と期待してしまうくらい高いです。
過去の実績も素晴らしく、14-15シーズンから20ゴール以上をマークし、17-18では自身初の30ゴールをあげました。
ケインは、誰もが驚くようなスーパーゴールではなく、確実に点を決められるプレイヤーです。ゴールの隅にボールを蹴れるシュート精度、長身を生かしたヘディング技術、タイミング。ゴールを奪うことができる能力が備わっています。
特に、ポジショニングが抜群に上手いと思います。しっかりとゴールをあげられる位置にいるのがケインです。
ゴールだけではない!ポストプレーなど味方を活かすことにも長けている
ケインはペナルティーボックスに滞在するボックスプレイヤーではなく、ポストプレーなど味方を活かすことにも長けています。2トップを組む、ソンフンミンやトップ下のデレ・アリ、エリクセンなどと絶妙な連携を図っています。
ケインが相手マークを引きつけてくれるおかげで、周りの選手が自由にプレーすることができています。
1試合通して動き回れる運動量もケインの凄さであり、自身のプレースタイルを確立している基盤なのかもしれません。
ゴールを奪えなくても優れた献身性でチームに貢献
もちろん、ケインは全知全能の神ではありません。ゴールを奪えない時期もあります。
18-19シーズンはコンディションが上がらず、怪我も重なって2019年2月17日時点で14ゴール。5シーズン連続20ゴールは潰えるのではないかと言われています。
しかし、ケインの凄さはゴールだけではありません。ファーストディフェンダーとして、守備にしっかりと走ります。ポチェッティーノ監督の戦術は、前線からの速いプレッシングがベースです。
ケインは、それに対応することができる献身性があります。
ハリー・ケインの欠点・弱点
ケインはストライカーとして多くのゴールを奪い、チームのエースとして大車輪の活躍をしています。弱点や欠点といったところは、ほぼ無く完成された選手だと思います。
しかし、強いて挙げるなら「スピード」です。ケインはシティのスターリングやリバプールのサラーのように、スピードがある選手ではありません。
この2選手と比較するのは極端ですが、ケインのスピードは並の選手です。
それを補えるほどのシュート精度やポジショニングあるため気にならないですが、「ケインがムバッペのように足も速かったらヤバイよね…」と常々考えてしまいます。
「天は二物を与えず」ということですね。
ハリー・ケインのプロフィール
名前 | ハリー・エドワード・ケイン(Harry Edward Kane) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 1993年7月28日 |
身長 | 188cm |
体重 | 86kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
主なタイトル | プレミアリーグ得点王(2016年、2017年) トッテナム年間最優秀選手 |
幼少期の頃からスパーズファンだったケインですが、ユースチームはトッテナムと同じロンドンチーム「アーセナル」でした。アーセナルにいたときから、すでにトッテナムでプレーしたかったとか。
その後、無事?アーセナルから放出され、ワトフォードを挟み、11歳の時にトッテナムのユースチームへ入団。12-13シーズンの開幕戦ニューキャッスル戦でプロデビューを果たしました。
そこから、ノリッジやレスターなどレンタル移籍で力をつけて、2014年にトッテナムへと復帰しています。
ケインはプライベートも順調で、同じ学校の幼馴染であるケイティー・グッドランドさんと結婚をしています。2017年1月に第一子となる女の子を授かっています。
過去のクラブチーム
2010- | トッテナム |
2011 | レイトン(レンタル) |
2012 | ミルウォール(レンタル) |
2012-2013 | ノリッジ(レンタル) |
2013 | レスター(レンタル) |
代表
2015年にイングランドA代表デビューを果たしました。これまで不動のセンターフォワードとして、イングランド代表を牽引してきました。
しかし、ラッシュフォードやエイブラハムの活躍もあって、絶対的な存在ではなくなってきました。ポジション保証がなくなったので、ポジション争いも楽しみですね。
移籍について
移籍市場が開くと、必ずケインの名前があがります。獲得を狙っているチームは、スペインの名門「レアル・マドリー」です。
レアルのトッテナム出身選手といえば、ベイルとモドリッチがいます。個人的には、過去に両者の関係があるからこそ、ケインもレアルじゃないの?と言われていると思います。
では「ケインも移籍するの?」と思われるかもしれませんが、レアルへ移籍する可能性は限りなく低いと考えています。
まず、ケイン自身がトッテナムで満足しているように見えるし、幼少期からファンだと明言するほど愛があります。トッテナムから出ていくことは、非常に考えにくいです。(お金を積まれたら分からないですが…)
まとめ
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインのプレースタイルなどをまとめました。
ケインは、クラブでもイングランド代表としても重要であり、才能溢れるフットボーラーです。年齢的にみれば、あと5年はトップフォームでやれると思います。
大きな怪我をすることなく、世界最高FWと呼ばれるよう頑張って欲しいですね。