トッテナムのU-21イングランド代表MFライアン・セセニョンのプレースタイルをまとめました。NEXTベイルと呼ばれる逸材で、17-18シーズンのチャンピオンシップ(2部)では個人5冠を達成した超逸材。
本記事では、セセニョンの凄さや特徴などをまとめています。同選手について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
ライアン・セセニョンのプレースタイル
若き日のベイルのようなスピードとドリブル
セセニョンの代名詞は、スピードとドリブルです。トッテナム時代のベイルを彷彿させてくれる圧倒的なスピード。ショートカウンターの際は脅威でしかありません。
そして、直線的なドリブルが特徴的だったベイルと比べ、セセニョンは足技を織り交ぜるドリブルも得意としています。ベイルとの違いは、技巧派ドリブラーの印象を持ちます。
イメージとしては、マンチェスター・U時代のクリロナに近いかもしれません(クリロナみたいにバンバン足技はしませんが笑)
前方にスペースがあってセセニョンがボールホルダーになった時は要注目です。
左サイドならどこでもプレー可能
18-19、フルアム時代のセセニョンは、基本的に左サイドバックがメインでした。しかし、チャンピオンシップでは一列上がったサイドハーフやウイングをメインにプレーしています。
プレミアリーグに上がった18-19シーズンは、左サイドバックメインに戻りましたが、相手チームによっては4-2-3-1の左サイドハーフや4-3-3の左ウイングで出場していました。
このポリバレント性もセセニョンの大きな特徴と言えるでしょう。トッテナムのダニー・ローズを見る限り、サイドバックやウイングバックでプレーしているため、セセニョンは早めに順応できると思います。
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高いアシスト力
セセニョンはドリブルやスピードに目がいきがちですが、左足のキック精度も素晴らしいです。初挑戦となったプレミアリーグでは、35試合に出場して6アシストをマーク。
「たった6アシスト?」と思われるかもしれません。「同じ左サイドバックのリバプールのロバートソンは11アシストだよ?」と思うかもしれません。
しかし、18-19シーズンのフラムは19位の下位チームです。リバプールのように優れた攻撃陣がいない中での6アシストは立派な数字だと思います。6という数字を出せたのは、セセニョンに優れたパス精度があったからだと見受けられます。
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ライアン・セセニョンのプロフィール
名前 | ライアン・セセニョン (Ryan Sessegnon) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 2000年5月18日 |
身長 | 178cm |
体重 | 71kg |
ポジション | DF |
利き足 | 左 |
なぜ「NEXTベイル」と呼ばれているのか?
ベイルと同じように、左サイドバックからサイドハーフやウイングにコンバートされたからです。トッテナム時代のベイルも同じように3番を付けていました。
当時のベイルは本当に凄かったですね。速い・速い・速い・上手い!という選手でした。セセニョンも似たようなプレーをするため、NEXTベイルと呼ばれているかもしれません。
個人的には、ベイルよりもライアン・ギグスのようになって欲しいですね。同じ左サイドで左利き、そして「ライアン」なのだから!
チャンピオンシップで個人賞5冠を達成した逸材
このチャンピオンシップだった17-18シーズンに、16ゴール8アシストを記録し、個人賞5冠を達成しています。
獲得した賞
- チャンピオンシップ年間MVP
- 年間最優秀若手選手賞
- 年間最優秀ルーキー賞
- 年間ベストイレブン
- クラブ下部組織出身選手によるベストイレブン
しかも、17歳という若さでです。ちなみに、年間最優秀若手選手の受賞は最年少記録になりました。
代表
U-16からイングランド代表としてプレーしています。U-19EUROでは3ゴールをあげて得点王にも輝いています。
過去のクラブチーム
2016-2019 | フラム |
2019- | トッテナム |
まとめ
トッテナムのU-21イングランド代表DFライアン・セセニョンについてでした。本当にイングランド代表は、将来が楽しみで仕方がありません。セセニョン以外にも...
- マンチェスター・シティのフィル・フォーデン
- リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルド
- ドルトムントのジェイドン・サンチョ
将来有望な才能が多くいます。まずは、トッテナムで経験を積んでフル代表で活躍して欲しいですね。
最後に、セセニョンはリストアップしていませんが、将来を期待して欲しい若手選手の記事も用意しています。もっと若手選手を知りたい方は「刮目せよ!海外サッカー注目若手選手を11名ピックアップ」も併せて一読ください。