チェルシーのイングランド代表FWタミー・エイブラハムのプレースタイルをまとめました。ランパード監督の元、19-20シーズンでブレイクした若手選手です。
本記事では、エイブラハムの特徴や凄さを紹介しています。どういった選手なのか気になっている方は、ぜひ読み進めてください。
タミー・エイブラハムのプレースタイル
ポストプレーでチャンスメイク
エイブラハムは、身長190cmの高さを活かしたポストプレーが特徴的です。
ロングボールをうまく落として、スピードがあるウィリアン、プリシッチ 、メイソン・マウントなどにボールを預け、それらの選手が一気にスプリントをかけます。チェルシーの攻撃手段の1つになっています。
チェルシーのボランチには、コヴァチッチやジョルジーニョなどロングパスが上手い選手が、エイブラハム目がけてロングボールを送るシーンが散見されます。チームとしてフィットしている感がありますね。
空中戦の強さを裏付けるデータがあります。データサイト「SofaScore」によれば、2019年11月10日時点で空中戦の勝率は48%あります。屈強なDFが多いプレミアで、この数字は素晴らしいと思います。
もちろん、チャンスメイクだけではなく、ゴールを奪えるほどの力があるので、エイブラハムのポストプレーには注目したいですね。
高い決定力
19-20シーズンに、決定力の高さを示しているエイブラハム。2019年11月10日時点では、リーグ戦12試合中10ゴールとしゴールランキング2位につけています。データサイト「SofaScore」によれば、90分に1ゴール決めているそうです。
また、18-19シーズンのアストン・ヴィラ(2部)では40試合中26ゴール、16-17シーズンのブリストル(2部)では41試合中23ゴールを記録しています。
2部での実績ですが、決定力の高さを伺える数字だと思います。現に、チェルシーでも12節までゴールを量産していますから、高い決定力があるのは間違い無いでしょう。
タミー・エイブラハムのプロフィール
名前 | タミー・アブラハム (Tammy Abraham) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 1997年10月2日 |
身長 | 190cm |
体重 | 82kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
チェルシー待望のエースストライカー
チェルシーはドログバ以降、エースストライカーに頭を悩ましていたと思います。リバプールからやってきたフェルナンド・トーレスは、思うような活躍ができず、アルバロ・モラタもアトレティコに去りました。
エースストライカーに縁がなかったチェルシーにとって、エイブラハムはまさに待望のストライカーです。私自身も「やっと、チェルシーに面白いCFがきた」と鼻息を荒くしています。それほど、エイブラハムへの期待は高まっています。
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代表
エイブラハムはナイジェリアにもルーツがあるため、ナイジェリアでのプレーが有力視されていました。しかし、チェルシーの活躍を受けてユーロ2020予選に招集。そのままイングランド代表としてプレーすることが見込まれます。
イングランド代表には、CFにハリー・ケイン、左にはスターリング、右にはサンチョなどタレントが揃っています。その中で、プレーできるか分かりませんが、イングランド代表としても活躍して欲しいですね。
過去のクラブチーム
2016- | チェルシー |
2016-2017 | ブリストル(レンタル) |
2017-2018 | スウォンジー(レンタル) |
2018-2019 | アストン・ヴィラ(レンタル) |
プチメモ
レンタルはされていますが、チェルシーには8歳から在籍しています。ジョン・テリー以来、定位置を確保した貴重な下部組織出身選手です。
まとめ
チェルシーのイングランド代表FWタミー・エイブラハムについてまとめました。
エイブラハムは、非常に期待している若手選手です。結果も残しているし、サイズも身体能力も足元の技術も優れている万能ストライカーだからです。
順調に成長を遂げて、4年後には世界が注目するようなビックプレイヤーになって欲しいですね。