名前 | マーカス・ラッシュフォード (Marcus Rashford) |
代表 | イングランド |
生年月日 | 1997年10月31日 |
身長 | 185cm |
体重 | 70kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
マンチェスター・ユナイテッドでプレーするイングランド代表マーカス・ラッシュフォードの経歴・プレースタイルなどをまとめた。ルーニーから栄光のナンバー10を受け継ぎ、クラブの未来として男のキャリアを見ていこう。
マーカス・ラッシュフォードのプロフィール・キャリア
♥️ @ManUtd pic.twitter.com/ZchlMFvPbx
— Marcus Rashford MBE (@MarcusRashford) February 11, 2022
マーカス・ラッシュフォードは、1997年10月31日にマンチェスターの南部ウィゼンショウで生まれる。兄妹は4人いる。母親のみのひとり親のなかで育ち、少年時代は決して裕福ではなかった。
彼とサッカーの出会いは、5歳のころだった。マンチェスターのディズベリーにあるフレッチャーモスレンジャーで、ゴールキーパーとしてフットボールのキャリアをスタートさせる。
マンチェスター・ユナイテッドのユースへ
ラッシュフォードは、フレッチャーモスレンジャーでゴールキーパーとして過ごすなかで、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールのスカウトの目につく。そして7歳のころに、レッドデビルズの門をくぐることになった。
彼は、ユナイテッドでのキャリアを築きながら、Button Lane Primary Schoolに通った。そこでは生徒たちに無料の食事が提供されていた。学校給食プログラムに参加することで母親の負担を減らすことができた。
ラッシュフォードは幼い頃から家族をサポートしていたのだ。この経験もあってか、2020年6月にコロナウイルスに伴うロックダウン中の貧困家庭を救う無料給食に繋がったかもしれない。
さまざまな経験を得ながらラッシュフォードは、マンチェスター・ユナイテッドのユースでステップアップをしていく。途中、少年期に見られる肉体的成長プロセスに苦しむも、努力して解消していった。
そして、18歳未満のプレミアリーグで11試合6ゴール、ユースリーグで3ゴールをあげるなどの活躍が評価され、2015-2016シーズン途中でトップチームへとステップアップする。
マンチェスター・ユナイテッドのトップチーム時代へ
ラッシュフォードがはじめてトップチームで練習したのは、2013-14シーズン中のことだ。当時監督だったデイヴィッド・モイーズの指導を受けることになる。これは彼にとって大きな影響を与え、のちに「貴重」だったとコメントを残している。
そして、2016年2月25日のUEFAヨーロッパリーグ第32節で2ゴールの鮮烈デビューを飾ることになる。奇しくもラッシュフォードをベンチに置いたのは、失敗の烙印を押されているルイス・ファン・ハールだった。彼の目に狂いはなかったのだ。
結果、初出場を果たした15-16シーズンはリーグ戦11試合に出場して5ゴールの成績を残している。
ラッシュフォードの発見者であるファン・ハールがクラブを去り、ジョゼ・モウリーニョ監督が招聘されてもラッシュフォードの扱いは変わらなかった。16-17シーズンはリーグ戦32試合に出場するなど充分なプレータイムを与えられている。
その後も、クラブの中心選手として毎シーズンレギュラーに名を連ねている。
マーカス・ラッシュフォードのプレースタイル
フィニッシャーかつチャンスメイカー
ラッシュフォードは、センターフォワードとウイングともにプレーができる選手だ。近頃はサイドでのプレーが目立つものの、キャリア前半はセンターフォワードとして出場することがあった。
決定力に関しては課題が残っているものの、19-20シーズンは31試合17ゴールと大暴れ。チームトップスコアラーで3位に押し上げた立役者ともいえるだろう。
また、チャンスを作り出すことにも長けている。爆発的なスピードを武器にサイドからカットインなどで相手の守備網をズタズタにし、ラストパスを供給したりすることも可能だ。
現に、ラッシュフォードはアシストをコンスタントに残している。19-20シーズンは7アシスト、20-21シーズンは9アシスト。ゴールだけではなく演出家としての一面が隠されている。
ラッシュフォードは、ゴールを上げられる高い得点力、打開できるドリブルテクニックでチームの攻撃を牽引し続けている。
個人的には、ティエリ・アンリのようにセンターフォワードで活躍する姿をみたいところだ。いつか「作戦ラッシュフォード」と呼ばれるときがあるかもしれない。