マンチェスター・シティのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコのプレースタイルをまとめました。
ジンチェンコは元々10番タイプの選手でしたが、マンチェスター・シティではポジションを奪えず、徐々に左サイドバックで出場する機会が増えてきました。今では、左サイドバックを主戦場として試合出場しています。
本記事では、ジンチェンコの凄さや特徴を紹介しています。同選手について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
ジンチェンコのプレースタイル
テクニカルな左サイドバック
従来のサイドバックは、アスリート系のサイドバックが主流でした。激しい上下運動を繰り返し、スピードがあるが好まれていました。
ジンチェンコはその逆で、テクニックと視野の広さがある選手です。なぜなら、元々10番でプレーしていた経験があるからです。そのため、サイドバックとしては異質ですが、ペップが求める左サイドバックにフィットした形になります。
細かいボールタッチのドリブルに加えて、絶妙なタイミングでサイドチェンジができる視野の広さとテクニックの高さが特徴的です。
正確なパス
やはり、元中盤の選手ですから精度の高いパスを蹴られます。18-19シーズンは、14試合に先発出場してパス成功率は91%を記録しています。
自陣でのパスミスは失点に繋がるリスクがあるため、正確なパスが蹴られるジンチェンコは安心感があります。その持ち前のパス精度を生かして、ラポルテらとビルドアップしていき前線へと繋げていきます。
エメリック・ラポルテってどんな選手?プレースタイルなど徹底解説
続きを見る
偽SB、偽ウイングとしてプレー
ジンチェンコはクレバーな選手です。逆サイドのカイル・ウォーカーのポジショニングをみながら中に入って偽SBとして動いたり、左ウイングの選手が中に入ったら外に開いてウイングのポジションでプレーします。
このポジショニングセンスもジンチェンコは優れていると思います。中盤でスペースを見つけるための動きをしてきたからこそ、臨機応変なポジショニングを行うことができていると見受けられます。
ペップが求める理想的な動き、それこそバイエルンのアラバのような動きに到達しつつあります。
ダヴィド・アラバってどんな選手?プレースタイルなど徹底解説
続きを見る
ジンチェンコのプロフィール
名前 | オレクサンドル・ヴォロドミロヴィチ・ジンチェンコ (Oleksandr Volodymyrovych Zinchenko) |
代表 | ウクライナ |
生年月日 | 1996年12月15日 |
身長 | 175cm |
体重 | 64kg |
ポジション | DF |
利き足 | 左 |
シティの左サイドバックはメンディ?それともジンチェンコ?
シティの左サイドバックはジンチェンコだけではありません。2017年に5500万ユーロでやってきたバンジャマン・メンディいます。度重なるケガで長期離脱していましたが、19-20シーズンから復帰できるとのこと。
これまでのジンチェンコの貢献さを見れば、ジンチェンコがファーストチョイスかと思うかもしれません。でも個人的には、メンディが第一候補だと思います。なぜなら、メンディはサイズもあって身体能力も高く、クロス精度も申し分ないからです。
ジンチェンコもメンディのような攻撃性能を持っていますが、メンディには攻撃に加えて守備強度も高い選手です。だから、メンディがファーストチョイスだと私は考えています。
果たして、ペップはどのようにジンチェンコとメンディを使っていのか注目ですね。
代表
18歳でウクライナのA代表デビューを果たし、2015年にはウクライナの英雄アンドリー・シェフチェンコの最年少ゴール記録を塗り替えました。10代でEURO2016に出場するなど、ウクライナの至宝と呼ばれています。日本だと久保健人と同じような立場ですね!
過去のクラブチーム
2015-2016 | FCウファ |
2016- | マンチェスター・シティ |
2016-2017 | PSV(レンタル) |
2017- | ヨング・PSV(レンタル) |
ヨング・PSVとは
PSVの予備チームです。
まとめ
マンチェスター・シティのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコについてでした。
ジンチェンコはテクニックに溢れ、ポジショニングセンスにも優れている左サイドバックです。同じく左サイドバックのメンディとの競争も楽しみな選手です。
ジンチェンコは、フィル・フォーデンと同じくらい期待されています。マンチェスター・シティの希望です。これからの成長を大いに楽しみにしましょう!
さいごに、サイドバック選手をもっと知りたい方は「【海外サッカー】注目すべき世界のサイドバック10人」こちらの記事も読んでみてください。よりサイドバック選手について詳しくなれます。