パリSGのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティのプレースタイルをまとめました。ヴェラッティは「ピルロ2世」「イタリアのダイヤモンド」と評されている選手です。2017年にはバルセロナへの移籍話が過熱しましたが、パリSG残留を明言しています。
本記事では、ヴェラッティの凄さや特徴などを紹介しています。同選手について調べている方は、ご参考ください。
ヴェラッティのプレースタイル
狭いスペースでもボールを失わないキープ力
ヴェラッティの大きな特徴はボールキープ力です。ボールの扱いが上手く、バイタルエリアやペナルティエリアなど狭いスペースでもボールを失わないキープ力があります。そこから、ゴールに繋がるチャンスボールやゲームメイクを行います。
そのキープ力はビルドアップでも有効です。主に、インサイドハーフやボランチを主戦場とするヴェラッティは、ゴールキーパーからのビルドアップの際、多くのプレッシャーを受けます。
今のサッカーは前線からのプレッシングが取り入れられているため、ヴェラッティのポジションでボールを奪われると失点のリスクが高まります。
しかし、ヴェラッティは自慢のキープ力を生かして相手をスルッと交わします。18-19シーズンのデータでも現れていて、相手のシュートに繋がるミスはたったの「2回」。ゴールに繋がるミスは「0回」です。この数字は、いかにヴェラッティがミスの少ない選手か分かります。
データ参考 https://www.sofascore.com/
シャビやイニエスタのようにワクワクするパス
ヴェラッティは、ピルロ2世と呼ばれています。ピルロの代名詞といえば正確なパスです。ヴェラッティもピルロに負けないくらい正確なパス技術があります。
また、味方が動き出した瞬間に蹴るスルーパスは、イニエスタやシャビのパスのようにワクワクさせてくれます。18-19シーズンは、パス成功率91%。スルーパスを出しながらもこの数字は、素晴らしいと思います。
優れた守備能力
ヴェラッティは守備にも長けた選手です。165cmと小柄ながらも果敢なスライディングなどでボール奪取を試みます。18-19シーズンのデータでは、空中戦勝率は29.4%と低い数字ですが、地上戦勝率は57.7%、タックル成功率は58.3%と上々の数字を残しています。
背丈が似ているアーセナルのトレイラは「守備が上手い!」と言われていますが、トレイラの18-19シーズンの地上戦勝率は59.5%、タックル成功率は60%、ヴェラッティと変わらない数字を記録しています。
リーグの違いやチーム戦術の違いはありますが、ヴェラッティはトレイラに負けないくらい守備ができる選手です。
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ヴェラッティのプロフィール
名前 | マルコ・ヴェラッティ (Marco Verratti) |
代表 | イタリア |
生年月日 | 1992年11月5日 |
身長 | 165cm |
体重 | 60kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
2018年10月には飲酒運転で逮捕される
プレーのクオリティーが高いヴェラッティですが、2018年10月末に飲酒運転が発覚。同年11月にクラブが発表しました。長期の免許停止処分とクラブから罰金制裁を受けたそうです。日本では刑務所入りですが、フランスは免停だけなんですかね...
代表
2012年からイタリアA代表に招集されています。イタリア代表は2010年以降から00年代の輝きを失い、最近では大きな国際大会で結果が残せていません。ヴェラッティを中心にしたチームで再起して欲しいですね。やっぱり、強いイタリア代表がいないと代表戦は面白くないですよ!
過去のクラブチーム
2008-2012 | ペスカーラ |
2012- | パリSG |
まとめ
パリSGのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティについてでした。ヴェラッティは、パスが上手く、ゲームメイクもでき、ボールを失わない安定感のある選手です。悲願のチャンピオンズリーグ優勝を目指すパリSGの中盤には欠かせません。
2017年にバルセロナの移籍話が無くなったことで、パリSGで長い時間を過ごすと思います。チャンピオンズリーグやリーグ戦を始め、代表戦の活躍にも注目したいですね。
ヴェラッティのように、中盤の海外サッカー選手をもっともっと知りたい方は「ミットフィルダーのまとめ」も読んでみてください。