バイエルンのドイツ代表DFヨシュア・キミッヒのプレースタイルをまとめました。キミッヒは、ラームの後継者として名を挙げている選手であり、すでに世界屈指の右サイドバックと言われています。
本記事では、戦況の読み・パス精度・スタミナについて解説しています。キミッヒについて調べている方は参考にしてください。
キミッヒのプレースタイル
— Joshua Kimmich (@JoshuaKimmich) March 4, 2020
鋭い戦況の読みで裏スペースを攻略する
キミッヒはとてもクレバーな選手です。戦況に応じて縦へのスプリントや中に走ることを的確にできる選手です。相手の裏スペースを攻略するために、考えながらプレーをします。
例えば、相手のサイドバックがニャブリの動きに釣られたら縦へと侵入し、逆にサイドに張り付かれたら中へ入り込みます。この2つの動きの使い分けと判断力がキミッヒの大きな特徴だと思います。
右サイドバックには、キミッヒよりも身体的能力が高い選手が多いです。それこそシティのウォーカーは、キミッヒよりも身体能力は高いでしょう。しかし、キミッヒには戦況を読んで動ける頭脳があります。
その頭脳を攻撃と守備に生かして実行できるのがキミッヒの凄いところです。
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高いパス精度でチャンスを作り出す
オーバーラップしたキミッヒは脅威です。元ボランチということもあり、高いパス精度を誇ります。良質なクロスボールをレバンドフスキなどに供給しチャンスを作り出します。
トッテナムのトリッピアーもクロス精度に定評がありますが、キミッヒは同等の精度を誇っています。現に、2018年ロシアW杯予選では、10試合に出場し12ゴールに絡んでいます。サイドバックでこの数字は素晴らしいとしか言いようがありません。
キミッヒが攻撃に絡んだ時は、何かが生まれると思って観戦してみてください。キミッヒがいるおかげで、サッカー観戦にグッと深みが出ます。
90分間プレッシングできる豊富なスタミナ
キミッヒは攻撃面だけではなく、守備面も評価されている選手です。アグレッシブで大胆なボール奪取力は1つの武器になっています。イメージとしては、カンテの右サイドバックバージョンと言ったら想像しやすいでしょうか。
しかし、そのボール奪取を可能としているのが、90分間通して走り回れるスタミナです。キミッヒはボール奪取にも優れており、攻撃にもスパイスを与える右サイドバックと言えるでしょう。
ラームのようにボランチやアンカーでもプレー可能
戦況をいち早くキャッチできる眼、パス精度、スタミナ、危機察知能力、キミッヒはボランチやアンカーなど中盤でもプレーができる選手です。右サイドバックが主戦場だったラームが中盤でプレーしたように、キミッヒも同じ軌跡を歩んでいます。
本人も満更ではなく、6番の位置でプレーすることを喜んでいるそうです。果たしてキミッヒは、中盤でどのような進化を遂げていくのか注目したいですね。
キミッヒのように、アンカーでプレーする選手をもっと知りたい方やアンカーに興味がある方は「【サッカー】海外の注目すべき現役アンカー11人」こちらの記事も読んでみてください。
19-20シーズン
今シーズも右サイドバックからボランチまでプレーをしチームに貢献。ブンデスリーガでは33試合に出場し2ゴール7アシスト。
パリSGとのチャンピオンズリーグ決勝では、キングスレイ・コマンへ絶妙なクロスを送り決勝点を演出しました。
キミッヒの凄いところは上記のプレー内容もそうですが、改めて「安定感が凄い」ということに気が付きました。ミスが少く、いつも安定したプレーをしてくれます。試合観戦をしていて安心さを覚えてしまいます。まだまだ、キャリアが長い選手ですので来季も注目ですね。
キミッヒのプロフィール
名前 | ヨシュア・キミッヒ (Joshua Kimmich) |
代表 | ドイツ |
生年月日 | 1995年2月8日 |
身長 | 176cm |
体重 | 76kg |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
過去のクラブチーム
2013-2015 | ライプツィヒ |
2015- | バイエルン |
まとめ
バイエルンのドイル代表DFヨシュア・キミッヒについてでした。個人的にですがキミッヒは、世界で3本の指に入る右サイドバックだと思います。賢く、高いパス精度・パスコースの発掘、豊富なスタミナ、現代サッカーの右サイドバックに必要な能力を持っている印象です。
だからこそ、ラームの後継者と言われていると思います。また、名将ペップもキミッヒの能力を高く買っていると報道されています。まだまだ若い選手ですので、これからの成長が楽しみな右サイドバックです。
さいごに、キミッヒのようなサイドバック選手をもっと知りたい方は「【海外サッカー】注目すべき世界のサイドバック10人」も読んでみてください。よりサイドバックに詳しくなれます。