レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースのプレースタイルをまとめました。
世界一のパサーとして呼び声高いクロースは、2014年に2500万ユーロでバイエルンからレアル・マドリードに加入しています。あのトニ・クロースがたったの2500万ユーロ...。今では考えられないバーゲン価格です。
本記事では、クロースの凄さや特徴をまとめています。同選手について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
トニ・クロースのプレースタイル
卓越したゲームメイク
トニ・クロースは技術的な上手さもありますが、何より凄いのがゲームメイク能力です。レアル・マドリードの中盤で秩序を作り上げ、攻撃を組み立てていきます。クロースは、レアル・マドリードの心臓と言われていますが、まさにその通りの選手です。
サッカーの技術的は努力すれば向上します。それこそ、ユベントスで活躍したパベル・ネドベドやデビッド・ベッカムは、努力の天才と呼ばれ、ワールドクラスにまで上り詰めました。
しかし、両者ともトニ・クロースのようなゲームメイクを行うことはできません。努力しても到達できないゲームコントロール力がクロースには備わっています。
この能力が高いからこそ、クロースはレアル・マドリードで長年レギュラーを務められると思います。
世界トップクラスのパス精度
クロースは、卓越したゲームメイク力に加えて、抜群のパス精度も大きな武器です。
では、どれだけ凄いのか?
2015-2016シーズンのバレンシア戦ではパス成功率100%を達成しています。クロースは中盤の選手ですから、パス本数は自ずと高くなります。また、ただ繋ぐだけのパスはしません。前線に繋ぐパスを供給しながらですので、この100%の数字はまさに完璧な内容でした。当時は物凄く話題になりました。
また、下記のデータもあります。
クロースは2018年に26試合プレイしており、出したパスの合計数は2125本だ。そのうち成功は2003本となっているため、失敗したパスは僅か122本ということになる。
引用:1年間のパス成功率が”94%”! 世界最高のパサーと証明した天才司令塔|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!
クロースのパス精度は、すでに数字で証明されています。大きな特徴であるのは、疑いの余地がありません。
何気にドリブルもシュートも上手い
パス能力に目が行きがちなクロースですが、ドリブルもシュートも上手いです。イニエスタまでとは言えませんが、ドリブルで前線にボールを持ち運ぶことができます。
そして、スピードもあります。レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は「走力に優れている」とコメントを残したほどです。
ミドルシュートの精度・パワーも申し分ありません。ゴールを挙げることは少ないですが、際どいシュートは何本も放っています。パスもドリブルもシュートも、何でもできるクロースは正に理想のMFです。
トニ・クロースのプロフィール
名前 | トニ・クロース (Toni Kroos) |
代表 | ドイツ |
生年月日 | 1990年1月4日 |
身長 | 182cm |
体重 | 72kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
代表
2010年からドイツ代表として活躍しています。2010年南アフリカと2014年ブラジルW杯に出場。ブラジルW杯では全7試合に出場し、2ゴール3アシストと優勝に貢献しました。
しかしながら、2018年ロシアW杯ではグループリーグ敗退。エジルとともに批判の的にされてしまいました。エジルは代表引退をしましたが、クロースはEURO2020まで代表を続投するそうです。
ドイツ代表は、ティモ・ヴェルナーやセルジュ・ニャブリ、カイ・ハフェルツなど有望な若手が多くいます。優秀な美を飾れるか注目です!
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過去のクラブチーム
2008-2014 | バイエルン |
2009-2010 | レバークーゼン(レンタル) |
2014- | レアル・マドリード |
プチ知識
バイエルンの退団は、起用法を巡ってグアルディオラとの関係悪化があったそうです。ただ、クロース自身はグアルディオラに感謝しているコメントもあるので、そこまで深い関係悪化ではないかもしれません。
まとめ
レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロースについてでした。クロースは、卓越したゲームコントロール力に加えて、高精度のパス、ドリブルもシュートもある選手です。だからこそ、6シーズンもレアル・マドリードでレギュラーを務めていると思います。
2023年6月まではレアル・マドリードと契約があるため、それまでレアル・マドリードの中盤を支えて欲しいですね。願望は、久保健人との共演。左IHにクロースで右に久保...。あぁ...夢のよう!