チェルシーに所属し、フランス代表でもプレーするオリヴィエ・ジルー。
2018年ロシアW杯では、予選から決勝までフル稼働し続けフランスの優勝に大きく貢献しました。ただ、フォワードでありながら、大会中枠内シュート0本という珍記録も残しましたね(笑)
ゴールを決めないため海外メディアでは批判の的にされがちですが、それでもスタメン起用されていたのは大きな理由があります。その秘密は、ジルーのプレースタイルに隠されています。
本記事では、ジルーのプロフィールやプレースタイルをまとめました。ジルーが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
オリヴィエ・ジルーのプレースタイル
周りを生かす意識の高さとポストプレー
ジルーの強みは、周りを生かすポストプレーです。2018年ロシアW杯は無得点で終わってしまいましたが、ジルーが使われる理由がポストプレーです。
しかも、周りを生かそうとする意識が非常に高いため、チームにとっては最高のプラス材料です。チェルシーで一緒に仕事をしているアザールは、「世界一のターゲットマン」と賞賛しています。
確かに、ジルーの得点能力は低いかもしれません。でも、周りを生かすポストプレーは大きなストロングポイントなのは間違いありません。
美しいワンタッチプレー
ポストプレーは、空中戦に競り勝ち、ヘディング絶妙なところに落とすことをイメージされるかもしれません。
ジルーもヘディングでのポストプレーは得意なのですが、足を使ったプレーも得意としています。楔に入ってワンタッチでラストパスというシーンは幾度ともなく作ってきました。
アタッキングサードで攻撃の勢いを殺さないワンタッチプレーも魅力の一つで、例えば、アーセナルにいた13-14シーズンのノリッジ戦。
ウィルシャーのスーパーゴールをお膳立てしたジルーのワンタッチプレーは素晴らしかったです。
オリヴィエ・ジルーのプロフィール
名前 | オリヴィエ・ジルー |
代表 | フランス |
生年月日 | 1986年9月30日 |
身長 | 193cm |
体重 | 92kg |
ポジション | FW |
利き足 | 左 |
主なタイトル | リーグ・アン得点王 FAカップ優勝 2018年ロシアW杯優勝 |
Olivier Giroud(@_OlivierGiroud_) |
モンペリエで頭角を現し、11-12シーズンには21ゴールを挙げて得点王を獲得。
その後、1200万ポンドの移籍金でアーセナル加入しました。アーセナルでは、5シーズン連続で10ゴール以上マークし、100ゴールを挙げる活躍をみせます。
しかし、ラカゼットなど新加入選手の入団により出場機会が限られてしまい、1年半契約でチェルシーに移籍しました。
性格は、気さくでチームのムードメーカー的な役割もこなすFWプレイヤーです。
代表
フランス代表では、2018年ロシアW杯の優勝メンバー。得点能力はあまり高くないものの、周りを生かすポストプレーなどが上手く、デジャン監督から信頼を得られていました。
ジルーの前はベンゼマが最前線に立っていましたが、ヴァルブエナ恐喝事件以降、ジルーが最前線を務めていました。
過去のクラブチーム
2005-2008 | グルノーブル |
2008-2010 | トゥール |
2010-2012 | モンペリエ |
2012-2018 | アーセナル |
2018- | チェルシー |
※2007-2008シーズンはイストルへレンタル
※2010はトゥールへレンタル
過去のシーズン記録
19-20シーズン
プレミアリーグ18試合に出場して8ゴールの結果に終わりました。基本的にベンチスタートが多く、18試合に出ていますがプレー時間は999分、スタメンは12試合に留まりました。
出場機会を求めて移籍をするのではないかと言われていますが、20-21シーズンもチェルシーに留まり、ヴェルナーのバックアッパーやターンオーバー要員になりそうです。
まとめ
FWは、もっとも評価しやすいポジションです。なぜなら、ゴールを決めるというシンプルなものだからです。でも、ジルーはゴールを決めなくても評価される稀な選手です。
質の高い献身的なポストプレーは、得点を決めなくてもワールドカップ優勝メンバーになれるし、ビッグクラブでも活躍することができます。
新しいFWの生き方として、ジルーという選手は記憶に留めておきたいですね。
チェルシーでの契約はどうなるか分かりませんが、チェルシーを牽引して欲しいですね。