バルセロナのブラジル代表アルトゥールのプレースタイルなどをまとめました。アルトゥールは、ブラジルのグレミオで才能を買われ2018年にバルセロナへとやってきました。
18-19シーズンは、主力として活躍しており今のバルセロナにとって必要な選手。コウチーニョとは違い、1年も経たずバルセロナにフィットしたのだからクレバーな選手といえるでしょう。
それでは早速、細かくアルトゥールをみていきましょう。アルトゥールを深く理解したい方は本記事を一読してみてください。
アルトゥールのプレースタイル
アルトゥールの大きな特徴は、パスです。本人もパスに強いこだわりを持っており、パスの練習ばかりしているというニュースまであるくらいです。まだ、若い選手ですので将来が非常に楽しみな選手といえるでしょう。
高いパス能力を生かしたチャンスメイク
アルトゥールは時折、びっくりするようなパスを供給します。「え!?そんなところにパスを通すの!?」と、サプライズを起こしてくれます。
ゴールに繋がる決定的なパスを出せるのが、アルトゥールの大きな特徴であり凄さだと思います。
バルセロナの前線には、メッシをはじめスアレスやデンベレなどがいます。まだ加入して1年ですので、これからドンドンと連携が良くなるはずです。そうなった時のバルセロナが非常に怖いですね。それほど、アルトゥールのパス能力は破壊的です。
シャビのようなゲームメイク
決定的なパスを出せるアルトゥールですが、ゲームメイク能力も優れています。その姿は、バルセロナのレジェンドであるシャビを彷彿させてくれます。
メディアたちは、シャビの後継者と声高々に報道しています。個人的には、シャビのようになるにはまだまだだと思いますが、そういった声があるのも事実です。
アルトゥールは、オフザボールでも味方からボールを受けられるよう的確な位置にいるし、ボールを散らして攻撃を組み立てる能力があります。もっと、戦況を読む力がつけばシャビを超える存在になるでしょう。
後方のブスケツとともに、バルセロナの中盤を盤石なものにしています。
ボールキープ力の高さ
アルトゥールは細かいボールタッチとターンで相手をいなしたり、チャンスだと思ったら自身でドリブル突破を試みます。その姿は、神戸で活躍するイニエスタを彷彿とさせてくれます。
アルトゥールはパスも素晴らしいですが、イニエスタのようなドリブルとキープ力があるからこそ、決定的な仕事ができるのかもしれませんね。
アルトゥールの課題は「守備技術」
アルトゥールは攻撃面において違いを作れる選手です。18-19シーズンでは、その能力を証明しているはずです。
しかし、アルトゥールに求めたいことは「守備」です。171cm73kgと恵まれた体格とはいえませんが、守備技術はつけられると思います。
例えば、アーセナルのルーカス・トレイラ。トレイラは169cm60kgとアルトゥールより小さいですが守備に定評があります。
バルセロナは、ボール保持して戦うスタイルであるため守備のタスクは少ないですが、必ず1試合のうちには守備に回る時間帯があります。そうなった時、高い守備能力がある選手がいれば、チームに心強さを与えてくれるはずです。
もし、アルトゥールがトレイラやカンテのような守備技術がつけば…恐ろしいですね(笑)
アルトゥールのプロフィール
名前 | アルトゥール・エンヒキ・ハモス・ジ・オリヴェイラ・メロ (Arthur Henrique Ramos de Oliveira Melo) |
代表 | ブラジル |
生年月日 | 1996年8月12日 |
身長 | 171cm |
体重 | 73kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
アルトゥールは、グレミオのユースで育ち2015年にトップチームデビューを果たしています。その後、グレミオの中心選手として中盤でゲームを組み立てていました。
2018年バルセロナに移籍するやいなや、プレーシーズンマッチでその高いポテンシャルを示し、バルセロナファンの心を掴みました。18-19シーズン当初はプレー機会に恵まれませんでしたが、次第にプレーする時間が増え、今ではポジションを獲得しています。
プレーの確実性が見込まれ、メッシには「シャビのようだ」と認められた選手です。
過去のクラブチーム
2015-2018 | グレミオ |
2018- | バルセロナ |
まとめ
バルセロナのブラジル代表アルトゥールのプレースタイルをまとめました。アルトゥールは順調に力をつけていけば、シャビを超える選手になる可能性を充分に秘めています。現時点で、イニエスタとシャビの中間にいるような選手ですからね。
今のサッカー界は、今もなおメッシとクリロナが絶対的ですので、この2者の次に話題となるような選手になってくれることを期待したいです。