バルセロナのフランス代表DFクレマン・ラングレのプレースタイルをまとめました。ラングレは、2018年夏にセビージャから3590万ユーロで加入。バルセロナでは絶対的な選手だったウンティティの怪我で出場し始めてから、コンスタントに出場をしています。
本記事では、ラングレの凄さや特徴をまとめています。同選手について調べている方は、参考にしてください。
ラングレのプレースタイル
クレバーで足元が上手い現代型CB
ロングフィードや短いパスが上手いラングレ。18-19シーズンでは、アイソレーション狙いのマルコムに素晴らしいパスを供給していました。左CBから右サイドの選手へ正確なパスを出せるのがラングレのストロングポイントでもあります。
シティのラポルテに比べると、まだ弾道が高く遅いかなと思いますが、それでも充分なほどの精度があります。
そして、クレバーさもラングレの特徴です。「「分析好き」のバルセロナDFラングレ、予想が大失敗した試合を告白」では、分析好きとして明かされています。分析することは知識を養い自分を高めることに繋がります。
体のハードワークも大切ですが、脳のハードワークができるのも大きな強みだと思います。
優れた判断力
ラングレはカバーリングの上手い選手です。バルセロナはディフェンスラインが高くなることがあり、自ずとセンターバックの後方にスペースが生まれてしまいます。そのスペースにボールを入れられてしまったら、失点のリスクがグーンと高まります。
そのため、バルセロナのセンターバックには、優れた判断力が必要になります。ラングレは、空いてしまったスペースをカバーすることができる身体能力はもちろん、判断力も兼ね備え、幾度もなくバルセロナを救ってきました。
ウンティティは身体能力でカバーするタイプですが、身体能力で劣るラングレは頭脳でカバーするタイプだと見受けられます。
空中戦
ラングレは空中戦の強さにも定評があります。17-18シーズンのセビージャでは、リーグ戦35試合中3ゴールを挙げています。相方を務めるジェラール・ピケの17-18シーズンは30試合中2ゴールですので、数字上ではピケのような空中戦の強さがあると言ってもいいでしょう。
地上戦でも空中戦でもチームを助けられるのがラングレです。
ラングレのプロフィール
名前 | クレマン・ラングレ (Clément Lenglet) |
代表 | フランス代表 |
生年月日 | 1995年6月17日 |
身長 | 186cm |
体重 | 86kg |
ポジション | DF |
利き足 | 左 |
代表
年代別では召集されていましたが、A代表はユーロ2020予選が初招集。それもそのはずで、現在(2019年8月時点)のフランス代表のセンターバックには素晴らしい選手たちがいるからです。
- リュカ・エルナンデス
- サミュエル・ウンティティ
- アイメリク・ラポルテ
世界でも希少と言われている左利きのセンターバックかつ才能に溢れたセンターバックが3人もいるのです。この中から選ばれるのは非常に困難であるため、ラングレは今まで召集がかかっていなかったと思います。
ただ、18-19シーズンのパフォーマンスを見れば、今後もフランス代表としてプレーしていくことができるでしょう。これからも注目していきましょう。
過去のクラブチーム
2013-2016 | ナンシー |
2017-2018 | セビージャ |
2018- | バルセロナ |
まとめ
バルセロナのフランス代表DFクレマン・ラングレについてでした。ラングレはクレバーで足元が上手く、空中戦など高いディフェンススキルがある選手です。
ビルドアップに加わることができる視野と頭脳と技術がある選手ですので、これからも随時注目していきたいセンターバックと言えるでしょう。
最後に、ラングレはリストアップしていませんが「【サッカー】世界最高のセンターバックは誰だ?注目すべき11人【2019年版】」を執筆しています。センターバックに興味がある方は、ぜひ一読してみてください。