バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケのプレースタイルをまとめました。
本記事では、ピケのディフェンス力やビルドアップについて触れています。ピケのことをもっと深く知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ジェラール・ピケのプレースタイル
リーチの長さを生かした対人守備
ピケは、シンプルに高い守備能力を持った選手です。193cmという長身とリーチを生かし、地上戦・空中戦の対人戦においては無類の強さを誇っています。
スピードに大きな不安があるものの、長年の経験とポジショニングで自分に有利なるようにプレーをします。裏へ抜けられたとしても、自分が追いつけるであろう位置を意識しているのがプレーで見て取れます。
自身の対人守備力に自信があるからこそ、如何に1対1に追い込むかを計算しているのがピケという選手です。
後方からのビルドアップでリズムを作る
なぜピケが長年、バルセロナ・スペイン代表で最終ラインを務められていたのか?それは、後方からビルドアップのリズムを作れるからです。
バルセロナでは、ラキティッチやブスケツとともにビルドアップを行い、攻撃の基盤を作ってきました。同時に、精度の高いロングフィードを前線に送れる技術もあります。元マンチェスター・U監督のアレックス・ファーガソンの自伝にも、ピケのパス精度の高さを評価している文章がありました。
参考 アレックス・ファーガソン自伝(Amazon)
対人守備能力も高く正確なパスも出せるピケだからこそ、長年バルセロナとスペイン代表で活躍できたと見受けられます。
ジェラール・ピケのプロフィール
名前 | ジェラール・ピケ |
代表 | スペイン |
生年月日 | 1987年2月2日 |
身長 | 193cm |
体重 | 85kg |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
バルセロナの下部組織で育ったピケは、2004年夏に移籍金525万ユーロでマンチェスター・Uへ移籍しました。マンUでは出場機会に恵まれず、両親のお願いもあって2008年にバルセロナへ戻りました。この時の移籍金は、約500万ユーロだったとか(現代ならバーゲン価格すぎますね笑)
バルセロナに戻ったピケは頭角を現し、すぐにレギュラーに定着。カルレス・プジョルやマスチェラーノなどとコンビを組んで、バルセロナの最終ラインを守り続けてきました。
実業家?として活動している一面がある
ピケには実業家としての一面があります。楽天の協力を得て投資ファンド『Kosmos』を立ち上げ、自ら会長職に就いています。まずは手始めに、テニスのデビス杯の改善案をITF(国際テニス連盟)に提案。それが認められ、2019年のデビス杯は大きく仕様が変更されることが決定しました。
また、ゲーム会社「Kerad Games」を所有しておりましたが、2018年7月に倒産。赤字額は200万ユーロだったとか...(まぁ、ピケからしたら2億円くらいって感じでしょうが笑)
バルセロナの会長選に出馬することが噂されるなど、キャリアを終えてからも注目したのがジェラール・ピケです。
過去のクラブチーム
2004-2008 | マンチェスター・U |
2006-2007 | サラゴサ(レンタル) |
2008- | バルセロナ |
まとめ
バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケについてでした。すでにピケは32歳とキャリアの終盤に差し掛かっています。
バルセロナで引退するのか、それともシャビやイニエスタのように他国でプレーを続けるのか分かりませんが、これまでバルセロナを支えてきた選手がどのような道を歩むのか注目です。