マンチェスタ・ユナイテッドのレジェンドであるウェイン・ルーニー。
クラブ通算25ゴールを記録しており、伝統のマンチェスタ・ユナイテッド歴代記録保持者であり、5度のリーグ優勝に貢献、チャンピオンズリーグなどのタイトルを獲得など輝かしいキャリアを歩いた人物です。
本記事では、
- ルーニーの現役時代ってどうだったの?
- 全盛期はどんなプレースタイルだった?
- どんなエピソードがあったの?
など、ルーニーのプレーだったり、キャリア、他選手たちの絡みやエピソードを紹介しているので、ルーニーついて調べている方は参考にしてください。
全盛期ってすごかった?ルーニーのプレースタイル
すべてを備えた万能アタッカー
ルーニーを一言で表すなら「多才」です。
ポジショニング・シュート技術・パス・ビジョン・フィジカル、すべての才能に恵まれており、自分でゴールを決められるし仲間を生かすプレーもできる選手でした。
攻撃的なポジションならどこでもプレーが可能で、センタフォワードもトップ下もウイングもこなす抜群のサッカーセンスを持ち合わせていました。
05-06シーズンのプレミアリーグでは、18ゴール10アシストとチーム最多を記録し、11-12シーズンにはキャリアハイの27ゴールを記録しています。
特に印象深かったのは07-08シーズン、クリスティアーノ・ロナウドとテベス、そしてルーニーの3人は最強のトリオで、リーグ2連覇とチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献しています。
また、ルーニーと言えば、伝説のオーバーヘッドも忘れてはなりません。
10-11シーズン、本拠地オールド・トラフォードで行われたマンチェスター・シティとのダービーマッチでは、右サイドのナニからのクロスボールを豪快なオーバーヘッドでネットを揺らしました。
マンチェスタ・ユナイテッドファンの間では、今もなお語り継ぐがれ、ルーニーが伝説となった1戦でした。
豊富な運動量
技術も完璧なルーニーですが、運動量も豊富で献身的な動きもできる選手でした。
デコイになったり、時には前線からプレッシングをしたり、ルーニーがレジェンドと言われているのは、数字だけではなくチームに貢献するプレースタイルだったのもあります。
現に、メッシからは「僕が対戦した選手の中でも抜群の運動量を誇っている強い選手だ」と言わしめました。
その豊富な運動量は、キャリア終盤でも生かされ、ボランチなど3列目でプレーすることが増え、守備にも奔走していました。
才能に溺れずチーム貢献度も高い、技術も申し分ない、サッカー選手の模範となる選手だったと思います。
ルーニーのプロフィール
Right at home 😎🔴@WayneRooney | @ManUtd pic.twitter.com/9ONY4r2N5V
— Soccer Aid (@socceraid) September 6, 2020
エバートンの下部組織で育ったルーニーは、2002年8月に16歳と298日でプレミアリーグデビューを飾りました。
同年のシーズンでは、BBCスポーツによる最優秀新人スポーツ選手を受賞し、エバートンの中心選手として活躍。
しかし、2004年には元マンチェスタ・ユナイテッドの監督でもあったデイヴィッド・モイーズと関係が悪化してマンチェスタ・ユナイテッドへ移籍しました。
すぐさまチームにフィットし04-05シーズンの成績が認められ、PFA年間最優秀若手選手賞を受賞しています。
悪童と呼ばれる一面も
輝かしいキャリアに非凡な才能、サッカー選手として模範になっていたルーニーですが、しばしば悪童と呼ばれていました。
その理由が「気性の荒さ」です。
ピッチ上でもすぐに血が上りラフプレーをする一面もあったり、プライベートでは喫煙問題やトイレじゃないところでの放尿、プレー以外のところでたくさんの問題がピックアップされていました。
クリスティアーノ・ロナウドとの確執
ルーニーとクリスティアーノ・ロナウドはマンチェスタ・ユナイテッド時代チームメイトで、素晴らしい共演を演じていました。しかし、二人の仲が問題になったことがあります。
それが、2006年ドイツワールドカップの準々決勝ポルトガル対イングランドの一戦です。
エースとして臨んだいたルーニーには、62分に相手のリカルド・カルバーリョを踏みつけ、一発退場になります。
ルーニーの退場が決定したクリスティアーノ・ロナウドは、ポルトガルベンチにウィンクをします。
これがカメラに捉えられ、意図的に退場させたのではないかという憶測が広がり話題になりました。
ここから2人の不仲説や確執が生まれたと言われていますが、和解したという報道もあるため、真実は分かっていません。
衰えるが早かった
ルーニーは、今もなお世界のトップを走るメッシやクリスティアーノ・ロナウドと近しい同年代ですが、欧州の舞台から退いています。
その理由が、衰えるのが早かったと言われています。
クリスティアーノ・ロナウドは、食生活にも気を配るなどアスリートとして完璧な生活を送っていることは有名です。
しかし一方のルーニーは、食生活に乱れやハードワークの欠如などを理由にされ、クリスティアーノ・ロナウドよりも早く劣化したと言われています。
もしルーニーが、クリスティアーノ・ロナウドのような生活を送っていたら、今もなおトッププレイヤーだったかもしれません。
現在
ダービー・カウンティで選手兼コーチングスタッフとして在籍していたルーニーは、2021年1月15日に現役引退を表明。
それと同時に、同チームの正式な監督として就任することになりました。現役引退はしましたが、今後どのような監督キャリアを歩んでいくか目が離せません。
過去のクラブチーム
2002-2004 | エバートン |
2004-2017 | マンチェスタ・ユナイテッド |
2017-2018 | エバートン |
2018-2019 | D.C. ユナイテッド |
2020- | ダービー・カウンティFC |
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