マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表ドニー・ファン・デ・ベーグのプレースタイルをまとめました。
ファン・デ・バーグが有名になったのは、18-19シーズンのチャンピオンズリーグです。準々決勝ユベントス戦、準決勝トッテナム戦で1ゴールをあげて一躍メディアのトップを飾りました。
そのオフシーズンに移籍が囁かれていたものの、19-20シーズンはアヤックスに残留。
そして今夏、万を喫してマンUへと移籍を果たしました。20-21シーズン注目選手になるのは間違いありませんので、ぜひファン・デ・バーグのプレースタイルを覚えておきましょう!
ドニー・ファン・デ・ベーグのプレースタイル
ボランチからトップ下まで幅広くプレーできる
ファン・デ・ベークの主戦場は中盤。アヤックスやオランダ代表では、後方からゲームを組み立てるボランチから、ゴールへのチャンスを作り出すトップ下でプレーしています。
19-20シーズンのデータを見ると、やや右側でのプレーを好むようです。右利きの特性を生かし、右サイドから絶妙なセンタリングでチャンスを作り出しています。極稀にケヴィン・デ・ブライネばりのクロスを魅せてくれます。
また、2列目からの飛び出しでゴールをあげられる能力も高いです。裏への抜け出し意識が高いのも特徴的です。
なお、マンチェスター・ユナイテッドでは、ブルーノ・フェルナンデスに近いイメージです。もし、両者が共存することがあれば、マンUの攻撃陣は更に強力となるでしょう。
セードルフのような万能性
ドニー・ファン・デ・バーグは、ACミラン黄金期時代に活躍したクラレンス・セードルフのような万能性を秘めています。ちなみに、セードルフは「最高のオールラウンダー」と言われていた選手で、筆者も大好きな選手の1人です。
セードルフを彷彿させるようなボックストゥボックスも見られますし、ゲームをコントロールすることもできる、アシストもゴールも決められる、守備意識も高い。中盤に必要な能力を持ち合わせています。
ただ、セードルフとの違いはミドルシュートだと思います。セードルフのような強烈で正確なミドルシュートがあれば、もう一歩高みに登ることができるでしょう。マンUでの成長に期待したいですね。
19-20シーズン
今シーズンは公式戦35試合に出場、14ゴール7アシストとアヤックスの中心選手として活躍しました。
2020年夏の移籍でマンチェスター・ユナイテッドに加入。移籍金はボーナスを含めると最大4400万ユーロだった模様です。マンチェスター・ユナイテッドでもアヤックスのように期待したいところです。
しかし、先にアヤックスを離れたデ・リフトとデ・ヨングが期待された活躍ができませんでした。確かに、1年目から結果を求めるのは酷ですが、お金とプロということで世間からしばしばバッシングされていました。
果たしてファン・デ・ベークは、どのような結果になるのか見ていきましょう。
ドニー・ファン・デ・ベーグのプロフィール
名前 | ドニー・ファン・デ・ベーク (Donny van de Beek) |
代表 | オランダ代表 |
生年月日 | 1997年4月18日 |
身長 | 184cm |
体重 | 74kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
ファン・デ・ベークは、7歳からアヤックスに在籍。2015年、18歳でトップチームデビューを果たし、2017-18シーズンからレギュラーとして活躍しました。
18-19シーズンには、チャンピオンズリーグ準決勝進出の立役者として名を世界に轟かせ、オランダ代表ではネーションズリーグ準優勝、そして2021年に開かれるEURO本大会出場に貢献しています。
アヤックス愛が強く、活躍した18-19シーズンにレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍報道がされましたが早々と残留を宣言。また、マンU移籍した際には「これからもフォローする」など残し、アヤックスへの感謝を忘れていません。
7歳の頃から在籍していたわけですからね...そりゃあ愛も強まりますよ。
過去のクラブチーム
2015-2020 | アヤックス |
2020- | マンチェスター・ユナイテッド |
まとめ
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表ドニー・ファン・デ・ベークについてでした。23歳とまだ若く、これからの将来が楽しみな選手です。
運動量も豊富で守備意識も申し分なくモダンなフットボーラーです。このまま上手く成長してセードルフのような渋いプレイヤーになってほしいところです。
スールシャールは、若手を積極的に起用する傾向があるため、マンUというビッグクラブに臆さずアグレッシブにプレーして欲しいですね。
また、オランダ代表でも注目です。デ・ヨングやデ・リフトなど将来有望な若手に、ファン・ダイクというリーダー。アタッカーにはリヨンを牽引するメンフィス・デパイもいます。
あれ、オランダ代表が楽しみすぎてヤバいですね。