アトレティコ・マドリーのスペイン代表MFサウール・二ゲスのプレースタイルを紹介します。サウールは2019年夏の移籍でもっとも注目されているプレイヤーです。
バルセロナやマンチェスター・シティが獲得に動いているという噂があります。
本記事は「サウールってどういった選手?」「どのようなプレーをするの?」と調べている方にうってつけの内容ですので、ぜひ一読してみてください。
サウールのプレースタイル
シメオネが率いるアトレティコでは、ユーティリティープレイヤーとして活躍しています。
中盤から最終ラインまでできる能力が備わっています。高いパス技術がある上に、広い視野を持ち合わせたサッカープレイヤーです。
サイドからボランチまでプレーができる
サウールは、右サイドハーフあるいはボランチでプレーすることが多いです。負傷者が出た場合は、最終ラインを任されることもありますが、基本的に中盤がメインです。
ポジションを固定させることがないため、チームにとっては重宝される存在といえるでしょう。例えば、シティのラポルテは本職がCBですが左SBもできます。
サウールも相手の戦術に合わせてポジションを変えられるため、監督としては融通が効く嬉しい選手です。しかも、どのポジションでもクオリティーが高い!
攻撃を活性化させるパス精度
サウールは、パス精度が非常に高いプレイヤーです。正確なパスで後方からビルドアップに関われるし、前にスペースがあればスルーパスを供給することがあります。
アトレティコの攻撃を組み立てる選手であるため、攻撃を活性化させることができます。スペインでは、レアル・マドリードやバイエルンで活躍したシャビ・アロンソの後継者と言われているそうです。
アロンソといえば、ロングパスが強みの選手でした。サウールもアロンソ並みの能力があると思われているのでしょう。
19-20シーズンからアトレティコ・マドリードには、ポルトガルの至宝ジョアン・フェリックスが加入しています。この2人の連携にも注目したいですね。
豊富な運動量で厳しいプレスをかけられる
サウールは運動量も豊富で、プレーエリアも広大です。チェルシーのカンテのようにピッチを縦横無尽に走ります。
運動量が豊富な選手はたくさんいますが、サウールは激しいフィジカルコンタクトで厳しいプレスをかけられます。そこからボール奪取したり攻撃の芽をつみます。
アトレティコには、ボール奪取能力が高いトーマス・パーティーもいます。この2人がいる中盤は、アトレティコの堅守を支えています。
サウールのプロフィール
名前 | サウール・ニゲス・エスクラペス(Saúl Ñíguez Esclápez) |
代表 | スペイン |
生年月日 | 1994年11月21日 |
身長 | 184cm |
体重 | 76kg |
ポジション | MF |
利き足 | 左 |
主なタイトル | U-21欧州選手権・得点王 |
サウールは、レアル・マドリードのカンテラだったが、いじめを受けて約1年で退団。
その後、アトレティコのカンテラに入団し、トップチームデビューを飾りました。2017年7月には、アトレティコと2026年まで契約延長しています。ちなみに、契約解除金は2019年2月24日調べで1億5,000万ユーロです。
スペイン代表ではU-17から選ばれており、U-21欧州選手権では5G1Aで得点王に輝いています。今はA代表に選出され、2018年ロシアW杯にも選ばれています。
レアルでのいじめ問題について
レアル・マドリードでサウールが受けたいじめについて調べました。
- スパイクが盗まれる
- 食べ物を盗まれる
- 自分(サウール)のせいじゃないのに2週間グランドに入れてもらえなかった
とても胸が苦しくなる過去ですが、それをバネにして「成長した」とサウールは語っています。恐らく、サウールはレアルに行くことはないでしょう。
過去のクラブチーム
2012- | アトレティコ・マドリード |
2013-2014 | ラーヨ・バジェカーノ(レンタル) |
まとめ
アトレティコ・マドリードのスペイン代表MFサウール・二ゲスのプレースタイルなどを紹介しました。
サウールは、順調に成長していけばここ6〜7年はトッププレイヤーとして活躍できる選手でしょう。
クラブでも頑張って欲しいですが、スペイン代表も弱体化が始まってきたため、新たな中心選手として頑張って欲しいですね。