エバートンのブラジル代表FWリシャルリソンのプレースタイルをまとめました。プレミアリーグの活躍が評価されセ、レソンにも呼ばれているリシャルリソン。本記事では、同選手の魅力・凄さ・特徴を解説しています。リシャルリソンについて調べている方は、ぜひ一読ください。
リシャルリソンのプレースタイル
FWならどこでもプレーができる
リシャルリソンはワトフォード時代、ウイングでプレーする機会が多く、サイドからチャンスメイクをしていました。しかし、エヴァートンに移籍した18-19シーズンはセンターフォワードでもプレーできることを証明しました。
18-19シーズンは、35試合に出場して13ゴールをあげる活躍でエヴァートンファンの心を掴み地位を確立しています。
コパ・アメリカ2019の初戦ボリビア戦では、右ウイングで先発出場。中央でもウイングでもプレーができるリシャルリソンは、中と外を巧みに使い攻撃の起点を作っていました。
いつ中に入るのか?外に張るのか?ここの状況判断力の精度が高まれば、もっと素晴らしいプレイヤーになるでしょう。
プレミアのプレスにも負けないフィジカル
リシャルリソンは、プレミアリーグの激しいプレッシングにも負けないフィジカルがあります。ネイマールのようにドリブル突破を試みても、簡単に倒れません。
「何が何でもボールに喰らいついていくぞ!」と強い意志を感じられ、ペナルティーエリア内で勝負できる強いフィジカルが魅力的です。もちろん、ブラジル人特有のずる賢さもありますが、ネイマールのようにダイナミックに転げ回ったりするところはあまり見たことがありません。
リシャルリソンは、プレミアリーグで戦えるフィジカルの強さも特徴的だと覚えておきましょう。
左サイドからのチャンスメイク
エヴァートンではセンターフォワードとして活躍する一方、左ウイングからのチャンスメイクもリシャルリソンの強みです。ドリブル技術も優れているため、果敢に縦への突破を試みようとします。縦に突破したら、クロスなどでチャンスを演出します。
同時に、カットインのシュートに持ち込める点も大きなポイントでしょう。レアル・マドリードのアザールやシティのスターリングのように、カットインとクロスの精度が高まれば、ワールドクラスにもノミネートできる能力を秘めています。
リシャルリソンのプロフィール
名前 | リシャルリソン・デ・アンドラーデ (Richarlison de Andrade) |
代表 | ブラジル |
生年月日 | 1997年5月10日 |
身長 | 180cm |
体重 | 71kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
過酷な環境で育った少年時代
リシャルリソンの少年時代は、お金を稼ぐためにアイスクリームを売っていたりするなど、犯罪が蔓延している過酷な環境で育ちました。いわゆる貧困の地域です。
リシャルリソンは悪に染まることなくサッカーに打ち明け、カナリア軍団の代表にも選ばれる選手へと成長を遂げました。
ただ、そういった環境で育った弊害なのか怒りっぽい部分があります。その理由が、プレミアリーグ18-19シーズン第3節のボーンマス戦。アダム・スミスと口論になった際、頭突きをしてしまい一発退場。3試合の出場停止処分が科せられました。アダム・スミスが挑発的な言葉を発したかもしれませんが、チームメイトに迷惑をかけてしまった責任は軽くないでしょう。
代表
2018年に初めてブラジルA代表に召集されました。初招集された国際親善試合のエルサルバドル戦では、2得点を挙げる活躍で鮮烈デビュー。コパ・アメリカ2019年でも召集され、将来のカナリア軍団を担うキャラクターとして注目されています。
リシャルリソンも含め、ジェズスやアルトゥールなどブラジル代表はスムーズに世代交代が進んでいますね。今後のブラジル代表は、非常に楽しみなチームではないでしょうか。
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過去のクラブ
2015-2016 | アメリカ・ミネイロ |
2016-2017 | フルミネンセ |
2017-2018 | ワトフォード |
2019- | エヴァートン |
まとめ
エバートンのブラジル代表FWリシャルリソンについてでした。ワトフォードから移籍金4000万ユーロでやってきたアタッカーがどこまで成長していくのか注目です。将来はルカクのようにビッグクラブへ移籍できる逸材だと思いますので、どこでプレーするのかも必見でしょう。
プレミアリーグ好きの方はリシャルリソンを観るために、ぜひエバートン戦もご覧なってください。