パリSGのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディのプレースタイルや経歴をまとめました。今では珍しい古典的な9番タイプのストライカーで、ゴールを量産するプレイヤーです。
その反面、妻のワンダ・ナラ問題や気性が荒いことでも有名。ある意味、プライベートの言動も楽しめる選手です。
イカルディについて調べている方、ぜひ参考にしてください。
マウロ・イカルディのプレースタイル
ボックス内で戦う古典的な9番
従来のセンターフォワードといえば、如何にゴールをあげるかがキーでした。
しかし、現代の9番は中盤へ降りてバイタルエリアのスペースを開けたり、外へ流れたりするなど知的さが必要とされ、タスクが増えつつあるポジションです。
代表的な選手でいえば、リバプールのフィルミーノでしょうか。彼も9番でプレーする選手ですが、前線に留まるのではなくピッチを幅広く使っています。ゴール数こそ少ないものの、クロップ監督のリバプールに欠かせない選手になっています。
イカルディはフィルミーノと対極にいます。あまり運動せずにセンターで待ち構えチャンスボールをどっしりと待ち、ゴールをあげることが重要任務であり、イカルディも期待に答えています。
プレースタイルはバイエルンのレバンドフスキに近く、生粋のフィニッシャータイプの選手です。
シュートセンスが卓越している
イカルディの武器は、ゴール嗅覚の高さです。ディフェンスの背後を常に狙っていて、ワンタッチ・ツータッチでシュート体勢に入ります。
ここに決定力の高さが加わります。下記に、インテル時代のリーグ戦のゴール数をまとめました。
出場試合数 | ゴール数 | |
14-15シーズン | 36 | 22 |
15-16シーズン | 33 | 16 |
16-17シーズン | 34 | 24 |
17-18シーズン | 34 | 29 |
太文字のシーズンは得点王に輝き、17-18シーズンは約102分で1ゴールをあげています。だいたい1試合1ゴールですから、とてつもない数字を残しています。
パリSGでもゴールへの嗅覚は建材で、リーグ戦20試合に出場して12ゴールをあげています。プライベートや性格に問題を抱えていますが、サッカーセンスは卓越していると言えます。
マウロ・イカルディのプロフィール
名前 | マウロ・イカルディ (Mauro Icardi) |
代表 | アルゼンチン |
生年月日 | 1993年2月19日 |
身長 | 181cm |
体重 | 75kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
ベシンダリオ、バルセロナ、サンプドリアのユースチームを渡り歩き、2012年にサンプドリアでプロデビューを果たします。12-13シーズンにリーグ10ゴールをあげ、翌シーズンにインテルへとステップアップ。
インテルでは歴代最年少で背番号9をつけ、22歳という若さでキャプテンを務めました。
インテルのレジェンドになる準備は整ったものの、2019年、代理人であり妻であるワンダ・ナラが契約延長交渉のもつれによりフロントやチームメイトを批判。
それによりイカルディは、キャプテンマークを剥奪され、チーム内でも孤立するなどといった報道もされました。
その後、契約延長は破談になり、新たに就任したアントニオ・コンテからも戦力外通告を受け、2019年9月にパリSGへ1年間のレンタル移籍。2020年5月、晴れてパリSGへ完全移籍になりました。
妻のワンダ・ナラ問題
イカルディといえば、妻のワンダ・ナラも同じく有名です。なぜなら、強烈な不倫結婚をしたからです。
ワンダ・ナラは、イカルディとサンプドリアで同僚かつ同じアルゼンチン人だったマキシ・ロペスの元嫁でした。イカルディは同僚&同胞の妻と不倫をして、あまつさえ奪い取ったのです。
これに対して、サッカー界は大賑わい。アルゼンチンもこの不倫結婚を重大とし、イカルディを代表招集しませんでした(今は落ち着いたのか呼ばれ始めている)
イカルディもイカルディですが、ワンダ・ナラも強烈な人物で世間からのバッシングを物ともせず、ましてやインテルのフロントやチームメイトにも批判を漏らす。
極めつけは、元夫のマキシ・ロペスを養育費関連で訴訟。しかも、勝訴してしまうという...。
未だにイカルディ夫妻とマキシ・ロペスの三角関係は、ニュースになったり話題になったりします。パリSGでは、どんな事件を起こしてくれるか楽しみです。
過去のクラブチーム
2012-2013 | サンプドリア |
2013-2020 | インテル |
2020- | パリSG |