ユベントスのフランス人MFアドリアン・ラビオのプレースタイルをまとめました。ラビオは恵まれた体格に洗練された足元の技術があるミッドフィルダーです。パリSGでは一悶着があった選手ですが、高いポテンシャルを秘めた選手です。
本記事では、ラビオの凄さや特徴をまとめています。同選手について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
ラビオのプレースタイル
洗練された左足から繰り出されるパス
MFでもっとも重要なスキルは、正確なパスを出せるかどうかです。なぜなら、中盤でのパスミスは致命的なミスに繋がるからです。
例えば、ショートカウンターで一気にゴールを奪われてしまうシーンは想像が付きやすいでしょう。そのため、パスミスを許されないデリケートなポジションがミッドフィルダーなのです。
そこでラビオはどうなのか?ラビオは正確なパサーとして知られています。17-18シーズンには、33試合に出場してパス成功率92%を記録したとのこと。
もちろん自陣でちまちまパスをするような選手ではありません。主にインサイドハーフでプレーするため、ゴールに繋がるスルーパスも供給しなければなりません。その中で90%以上の成功率を出せるのは素晴らしいに尽きるでしょう。
8番でプレーができる万能性
欧州サッカー選手の背番号8は特別な意味があります。ラムジーのようなボックストゥボックスの選手だったり、イニエスタのような攻撃の要になったり、クロースのようなゲームメイカーだったり、総合的な能力が求められる背番号です。
ラビオはパリSG時代、エメリ監督に背番号8としてのプレーが求められました。総合的にチームをまとめる選手として期待を寄せていたそうです。
案の定、ラビオはパス精度が高く決定的なパスも出せるし守備強度も高く空中戦にも強い、チームのバランスを整えられる万能さを披露しました。ユベントスにはホープのベンタンクールもいるので、同選手とのコラボにも期待したいですね。
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大型インサイドハーフ
ラビオの憧れはジェラードとのこと。一時期、リバプールへの移籍も噂があったほどでした。そういえば、ジェラードも長年8番をつけていましたね。
ラビオのような大型のインサイドハーフはチームにとってプラスです。特に空中戦。相手ゴールキーパーからロングボールが来ても跳ね返すことができる確率が高まります。これは大きなアドバンテージです。
中盤の空中戦を封じられるラビオは、相手の選択肢を一つ潰せる。大きなメリットだと思いますね。また、リーチの長さでボールキープできる利点もあります。
身長が大きくテクニックがあり、なおかつサッカー界では希少と言われる左利き。ポテンシャルは計り知れません。将来的には、テクニックがある大きなダビド・シルバになって欲しいですね!こんな選手になったら、マジで無双できますよ(笑)
ラビオのプロフィール
名前 | アドリアン・ラビオ (Adrien Rabiot) |
代表 | フランス |
生年月日 | 1995年4月3日 |
身長 | 188cm |
体重 | 71kg |
ポジション | MF |
利き足 | 左 |
代表
U-16からU-21の各年代別でプレー。フランスA代表には2016年に初招集されました。しかし、今はディディエ・デジャン監督との関係悪化で招集されていません。
その理由が2018年ロシアW杯。ラビオは正メンバーから漏れてしまい、予備メンバーとして指名されました。だがラビオは、予備メンバーに納得せず予備メンバーを辞退しただけではなくデジャン監督を批判。
その言動に対してデジャン監督は、ラビオを非難しフランス代表を干されている形になりました。EURO2016準優勝とロシアW杯優勝に導いたデジャン監督を退任させることは難しいと思われるため、ラビオがもう一度フランス代表に招集されるのは遠いかもしれません。
過去のクラブチーム
2012-2019 | パリSG |
2013 | トゥールーズ(レンタル) |
2019- | ユベントス |
まとめ
ユベントスのフランス人MFアドリアン・ラビオのプレースタイルについてでした。ラビオは、恵まれた体格にテクニックが兼ね備えられ、左利きという逸材です。
高身長のMFといえばマンチェスター・Uのポグバですが、同選手に匹敵するポテンシャルを秘めていると思います。これからどのようにキャリアを積んでいくのか非常に注目したいところ!
さいごに、ラビオのようなインサイドハーフの選手をもっと知りたい方は、「インサイドハーフ一覧」もご覧になってみてください。