レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマのプレースタイルをまとめました。ベンゼマの凄さや魅力などを紹介していますので、同選手について調べている方は一読してみてください。今よりもベンゼマの知識が深まるはずです!
カリム・ベンゼマのプレースタイル
黒子でもストライカーでも演じられる万能さ
ベンゼマはチャンスメイクもゴールも奪える9.5番プレイヤーです。まだクリスティアーノ・ロナウドが在籍していた時は、ダイアゴナルランでスペースメイキングを行ったり、楔に入ったり、チャンスメイクに徹していたところがあります。
しかし、ロナウドがユベントスへと移籍した18-19シーズンは、リーグ36試合に出場し21ゴールをあげる活躍。シーズン20ゴール以上は、15-16シーズンぶりとなりました。
ロナウドと比較すればまだまだですが、ロナウドにはベンゼマという最高の相棒がいたからこそゴールを量産できた部分があります。今シーズンのベンゼマには、ベンゼマのようなチャンスメイクができる選手がいないかった中での21ゴール。大きな価値がある数字ではないでしょうか。
今シーズンの結果により、ベンゼマが万能選手であるのは確信に近づいたと言えるでしょう。
カルロ・アンチェロッティはベンゼマを絶賛
名将カルロ・アンチェロッティは、ベンゼマを高く評価している1人です。それを裏付けるニュースがあります。
アンチェロッティ監督は、マドリー時代の教え子、ベンゼマについて「素晴らしい選手だ。素晴らしいFWではない、素晴らしい選手なのだ。全てを備えた選手だ」
引用:「謙虚で、世界一の選手になる気がないのだ」かつての恩師がFWベンゼマを評価 | フットボールチャンネル
サッカー選手からすれば、非常に嬉しいコメントではないでしょうか。
高いキープ力とテクニックで密集地帯を打開できる
ベンゼマがフィルミーノのように、チャンスメイクできる理由は高いキープ力です。中央のスペースを作るために、一列降りてきてボールを受けたとしても、ロストすることなくボールを前へと運ぶことができます。
また、中央は相手選手が密集しています。プレスをかけられたとしても打開できるテクニックがあるのも特徴的です。
クリスティアーノ・ロナウドの黒子役と言われ、影が薄い印象を受けるかもしれませんが、フットボーラーとして優れた才能を持っています。
関連記事 フィルミーノってどんな選手?プレースタイルを徹底解説!
カリム・ベンゼマのプロフィール
名前 | カリム・モスタファ・ベンゼマ (Karim Mostafa Benzema) |
代表 | フランス |
生年月日 | 1987年12月19日 |
身長 | 187cm |
体重 | 79kg |
ポジション | FW |
利き足 | 右 |
若かりし頃は問題児だった
今はあまり目立ったニュースはありませんが、20代の頃は問題児でした。
- 頻繁に遅刻し叱責
- 100km超のスピード違反
- カーチェイス
- 売春問題
- ヴァルブエナ恐喝事件
そのほか細かい事件や問題を起こしているかもしれませんが、日本で有名なのは上記5つです。特に、ヴァルブエナ恐喝事件は大きなニュースになりました。その影響もあり、フランス代表を追放されてしまっています。
代表
レアル・マドリードでは、素晴らしいプレーを重ねるベンゼマですが、代表ではこれといった活躍記録はありません。EURO2008・2012に出場していますが、記憶に残るようなプレーもなく、フランス代表は早々に敗退しています。
ワールドカップについては、2010年南アフリカ大会は売春問題で落選。2014年ブラジル大会には出場するものの、2018年ロシア大会は2015年のヴァルブエナ恐喝事件で代表追放されています。
この追放は、当時のフランス首相もコメントを残しています。
フランス首相を務めていたマニュエル・ヴァルスから「偉大なスポーツ選手は模範的でないとならない。そうでないならば、フランス代表のチームに居場所はない」と批判され、フランスサッカー連盟からは無期限代表活動停止処分が科された
過去のクラブチーム
2004-2009 | リヨン |
2009- | レアル・マドリード |
まとめ
レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマについてでした。過去に大きなトラブルを起こしてきたベンゼマですが、素晴らしいサッカーセンスを持っています。そのセンスは、レアル・マドリードで証明しています。