ナポリのスペイン代表MFファビアン・ルイスのプレースタイルをまとめました。ファビアン・ルイスはスペインのレアル・ベティスの下部組織出身の選手です。ベティスでの活躍が認められ、2018年7月に移籍金3000万ユーロでナポリへと移籍しました。
本記事では、ファビアン・ルイスの凄さや特徴を紹介しています。同選手について調べている方は、ぜひご参考ください。
ファビアン・ルイスのプレースタイル
テクニックとダイナミックさを兼備したボックストゥボックス
ファビアン・ルイスは、攻撃にも守備にも積極的に参加するボックストゥボックス型の選手です。攻撃では高いテクニックを生かしてボールを前に運ぶのはもちろん、パスでゲームメイクを行うことができます。
特に、パスセンスが素晴らしい選手です。前線のインシーニェなどに絶妙なスルーパスを供給し、ゴールチャンスを演出します。
ファビアン・ルイスが憧れとしている選手は、バルセロナのレジェンドであるシャビ・エルナンデス。確かに、シャビのような類まれなパスセンスを持っていますが、個人的にはラキティッチに近いです。ラキティッチも典型的なボックストゥボックスですが、高いテクニックを有しています。まだ23歳(2019年6月27日時点)ですので、これからの成長が非常に楽しみな選手です。
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恵まれた体格を生かした守備
ファビアン・ルイスは、身長189cmと恵まれた体を持っています。その長身さゆえフィジカル面に優れており、高いボールキープも魅力的です。
しかし、もっとも優れている点は守備面です。リーチの長さを生かしたボール奪取をすることができますし、空中戦においても強さを見せることができます。
イニエスタやシャビなどはゲームを作ることには長けていましたが、空中戦では脅威を与えることができませんでした。ファビアン・ルイスは、高いテクニックがありながらも空中戦も戦える体格が大きな強みです。そして、地上戦の守備でもその体躯が活かされています。
将来的には、ポール・ポグバのような強さとテクニックを兼備した選手になれるか注目です。
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課題は「フィニッシュ」
優れたパスセンスでゲームを動かせるファビアン・ルイスですが、大きな課題はフィニッシュ精度と言われています。ナポリで初シーズンとなった18-19シーズンは、攻撃的MFにも関わらずリーグ戦5ゴールと寂しい結果になっています。
ベティス時代は、DFラインまで下がってビルドアップを行なっていたため、ゴール数は自ずと少なくなります。なぜなら、ゴールから遠い位置でプレーするからです。しかし、ナポリではゴールに近い位置でプレーする時間が多くなりました。
そのため、今のゴール数では満足できないという声もあります。
ファビアン・ルイスのプロフィール
名前 | ファビアン・ルイス・ペーニャ (Fabián Ruiz Peña) |
代表 | スペイン |
生年月日 | 1996年4月3日 |
身長 | 189cm |
体重 | 70kg |
ポジション | MF |
利き足 | 左 |
代表
2019年6月のEURO2020の予選でA代表デビューを飾りました。2019年3月にも召集されていましたが、豚インフルエンザに感染し辞退しています。2019年6月10日に行われたEURO2020予選のスウェーデン戦では、見事なパフォーマンスを披露。
過去のクラブチーム
2014-2018 | レアル・ベティス |
2017 | エルチェ(レンタル) |
2018- | ナポリ |
まとめ
ナポリのスペイン代表MFファビアン・ルイスについてでした。足元の技術やパスセンスに優れており、ナポリの攻撃陣を支えるファビアン・ルイス。
スペイン代表では、アトレティコのサウール・ニゲスやレアル・マドリードのアセンシオらと次世代を担う選手です。今後の成長と活躍から目が離せません。